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プロローグ
この小説を読んでくれている方々に夢を届けることができるようなそんな作品を目指していければいいと思っています。
これは僕が小学五年生だった頃、この街ではある都市伝説が流れていた。
内容は確か、
『この町のどこかに、天空へ手紙を届けるポストがある。 もし、無事届き、その返事が来たならば、自分の大切なものを持 ち天空まで行くと夢を叶えてくれるという。』
今考えればそんな事あるはずないって分かってはいるけど、小学五年生だったこの頃の僕には十分な内容で“本当にあるだろう"などと思って手紙を出したこともあった。
でもやっぱり返事など来るわけもなく“都市伝説はただの都市伝説でしかない"と現実を見せられた気がした。