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今日のタバコは何本目だろう

作者: 岩崎めぐ
掲載日:2021/09/12

喫茶店でタバコを吸った 


図書館で本を借りてそのあと隠れてタバコを吸った


一本二本三本四本 吸うごとにお尻が重たくなってその場から離れられなくなる


好きな人が居なくなってしまった ここ最近の大きな出来事


諦めてしまったのかもしれない わたしは友達にしたい人を好きになる そういう存在がいなくなると人生そのものにやる気を無くす ただ阿保のように時間だけが過ぎてゆく つまらないな 夢中で追いかけていた時どんな気持ちだったっけ そんなことすら思い出せない


母親はそろそろ病院に連れて行かなくてはならないほど痴呆が進んだ 一昨日深夜の一時にお昼ごはんできたわよと言ってきた 昨日その母親が夕暮れ前に つっまらないないなあ あっそびたいないなあとしきりにわたしに話しかけてきた いつもなら疎ましい母親が可愛いく思えた パチンコでもやってみる?わたしは言った 母親はやってみるーと無邪気に笑い 馴染みのパチンコ屋に連れて行った


母親好きになろうかなあ 痴呆の進む母親 残りの人生を楽しく笑えたら 図書館の裏タバコを吸いながら そんなことを思った

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