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第39話『シスターリーレイ』

眠過ぎて…誤字が…目立つかもしれません…誤字報告で教えて頂けますと幸いです…!

 前回のあらすじ


 アビスの企みを暴くべく、僕、シャル君、メルトちゃんチームとヨシュア、ローランド君、イデアちゃんのチームに分かれて校内を探索することにしました。

 正直怖いけどワクワクしてます。

 …9割怖くて1割ワクワクです。


 …


「暗い学校の庭園も綺麗ね…!月明かりってロマンチック!」


 僕とシャル君の先をクルクルと回りながら器用に歩くメルトちゃん。部屋着姿も本当に可愛い。


「そうですね。白い月明かりは特に美しいです。」


 そういうシャル君が美しいよ…っ!

 あれ?今美女2人と一緒だよね?

 今まで味わったことの無いモテ期という奴では…!?※違います。


「エクス君?ニヤニヤしちゃってどうしたの?」


 メルトちゃんに下から顔を近づけられる。

 ちちちち近ぁっ!!


「いやっ!!別に何も!!」


 変に誤解されぬよう首を全力で横に振った。


「?変なエクス君。」


「ご、ごめん…。夜の学校で調査なんてカッコイイなーとか思ってた…。」


 これは嘘じゃないもん。


「ふふっ!それオレもです。スパイとか怪盗の気分です。」


「確かに、カッコイイわね!1度は憧れるわ〜!」


「あらあら〜?盗みはいけませんよぉ〜?」


「「「っ!?」」」


 背後から急に声がっ!!

 僕ら3人は反射的にバックステップで声の主と距離を取り、その全身を目で捉えた。

 そこに居たのは


「あらま。驚かせるつもりは無かったの〜。

 ごめんなさいねぇ〜?」


 と、花が舞うのんびりとした話し方の修道女。

 シスター服は所々白や黒のフリルがあしらわれていて可愛い印象を与えつつもスリットになっている部分から白い素肌と黒いニーハイソックスがチラリと見えて…その…うん!気持ちは察して下さい!!


 この人はゲームの時、特にお世話になった…


「こんばんはぁ。私はリーレイ=テレサリアです〜。天使クラスの担任なのよ〜!

 仲がいいことは良い事よ〜!でも貴方達、女の子1人連れ回して何をしているのかしら〜?」


「!」


 女の子1人というセリフの時にリーレイ先生が見ていたのはメルトちゃん。

 つまりシャル君を1発で男性と見破った!?

 この人こんなに鋭かったっけ!?兎に角何か言わないと!!


「ぁ…ぇーっと…。」


 ヤバい言葉が出てこない!!

 するとシャル君が


「オレたち、授業で使う道具を揃えるために購買部に寄ろうと約束してたのです。」


 と涼しい顔で言った。


「あら、そうなの〜?」


「はい!丁度グループワークで一緒になって仲良くなったんですよ!私達!ねー!」


 僕とシャル君の片腕を両腕で引き寄せるメルトちゃん。


「はい!」


「ひゃ、ひゃいっ!!」


 そのっ!!むっ胸がっ!!当たってるんですけど!!ひぃーーっ!!


 平常心を保とうと頑張る僕をスルーし、先生は少し考える動作を見せやがて頷いた。


「……そう、疑ってごめんなさいね〜!

 何やら大きくて不穏な空気を感じ取ったから怖くってねぇ〜…。生徒達が危険な目に遭わないか心配で見回りしているの。夜はなるべく出歩かないで頂戴ねぇ。

 貴方達を護れなくなっちゃうから〜。

 お小言はこの辺にしてっと。青春のお邪魔しちゃってごめんなさいね〜!

 明日に備えて早く寝るのよ〜!おやすみなさーい♪」


「「「おやすみなさーい!」」」


 僕達の返事を聞くとリーレイ先生はニコッと笑ってコツコツと音を立てながら去っていった。


 話しかけられた時に足音もしなかったし気配も無かったのに…。


『アイツ、強いな。私とマスター程ではないが。』


 ぽつりとゼウスが呟いた。


「ねぇ、ゼウス。リーレイ先生が背後から近づいてたの気付いてたの?」


『あぁ。マスター達がどれくらいで気付くかを確認したくて黙っていた。が、やはり話しかけられるまで気付かなかったな。

 だが今回は仕方ない。一般人じゃ気付かないほど完璧に気配を殺していた。足音は自分を僅かに浮遊させることで歩くフリをしつつ鳴らさない仕組みにしたんだろう。』


 成程、ドラえ○ん状態ということか…。


「…」


 ふとシャル君が俯いた。メルトちゃんがそれに気付き彼を掴んでいた腕に力を込めた。


「シャルちゃん?どうしたの?」


「…すみませっ…オレ、初めて1発で男性と見破ってもらったので…本当に嬉しくて…」


 えっ!?な、泣いてる…!??

 泣いてる顔も美人だ……じゃなくて!!


『あのリーレイ=テレサリアという奴、観察眼も大したものだ。アルテミスのマスターの外見に惑わされないとは。』


 確かに。シャル君は傍から見ればどう見ても女性…。彼が履いているニーハイブーツのヒールによって結構背が高いというくらいしか男性と判断するものが無いと言ってもおかしくないと思う。ニーハイブーツ抜きにしても僕より少し背が高いし。


「泣かないでよシャルちゃーん。よすよす…。」


「う〜…やっと理解者が…っ…!」


 静かに涙を拭うシャル君の背中を摩ってあげるメルトちゃん。


「そうだエクス君。本当に購買部行ってみましょ!そこなら生徒も結構居るだろうし怪しい人が居たり目撃情報あるかも!」


 敵と味方、薬の症状が分からない今、目撃情報を聞けるかはさておき。確かに他の生徒がいる所に行けば会話から協力者やアビスを探せるかもしれないし。

そう考え、僕は頷いた。


「うん、そうしよう。」


「うん!シャルちゃん行きましょ!」


「はい…っ!」


 …


「エクス=アーシェと相棒ゼウス。神クラス代表。

 シャーロット=アルカディアと相棒アルテミス。有名な貴族、アルカディア家のご子息。

 メルト=ガーディアと相棒アテナ、ね…。

 あら?エクス=アーシェ君とメルト=ガーディアちゃんはブラックリストに名前だけ載ってるわ〜。う〜ん…不穏な空気は段々と膨れ上がってるのよね〜。

…じゃあ行きましょ。メタトロン。」

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