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顧問の先生が素手で幽霊を殴るんだが、どこかおかしいのだろうか?  作者: くろぬか
本編

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作戦会議


 久しぶりに……と言っていいのか微妙な日数ではあったが、私にとって随分懐かしく感じる空気が、今は室内に満ちていた。

 巡が私達の事や、今までの活動について天童君に話し。

 逆に彼からも、これまでやってきた日課とやらの内容を聞く。

 こうも異能持ちが次々出てくるとは流石に思っていなかったので、最初こそ驚いたが以外にそう珍しいモノでは無いのかもしれない。

 ふとした瞬間に何かが起きた、というくらいの心霊体験をした人も、もしかしたら自分で気づいていないだけで”見える人”だったり”異能持ち”だったりする可能性だってある。

 話を聞きながらそう結論付けた巡の意見に、なるほど確かに思わず頷いてしまった。

 たまたまその傾向が強かったり自覚したのが私達であり、別に特別という訳ではないのではないだろうか。

 本来なら気のせいか、で終るような出来事に対して過敏に反応してしまった結果、各々別の特性が伸びた。

 そう考えると、私も気にし過ぎなければこんなにも見える体質にはならなかったのかなぁ……いやでも見えちゃうと気になるし、今更言っても仕方ないが。

 でもあれ? これだと特別じゃないって言い方がおかしくなるのか?

 結局”普通”というモノから逸脱してしまった訳だし。

 まぁいいか、難しい事は私には分からない。


 「あのさ、ここまで話を聞いてて疑問に思ったんだけど……何で草加ッちに怪異? の事話しちゃダメなの? 黒家さんの話だとビビリだからとしか言ってないけど、草加ッちなら何とかなりそうな気がするんだけど。 ホラ、『上位種』って奴とも何度もやり合ってるんでしょ?」


 言われてみれば確かに。

 今までは草加先生には黙って居ろと言われてたから、素直に従っていたが……心霊スポットには不審者が出るって警戒していた所を見ると、彼は何度もそう言ったモノと対峙していることになる。

 しかも彼には『上位種』しか見えないのだ。

 流石に前回の蛇は別格だったとしても、それ以外は苦労することもなく撃退しているのだ。

 『迷界』の件だって、以前の廃墟で巡が驚いていた様子もあったし、全ての『上位種』があんな場所に誘い込んでくる訳ではなさそうだし。

 ちゃんと説明して、協力をお願いすれば……


 「いくつか理由はありますけど、最も大きなモノが2つあります」


 ほうほう、と全員が興味深そうに巡に視線を向ける。

 巡はごほんっと咳払いしてから、ピッと人差し指を立てた。


 「まず1つ。 部活が始まって最初の探索に行った時です。 物凄く青い顔をしながら”マジで何か出たら、俺この部活の顧問止めるから”って言われました。 初回でしたし、そういう場所に慣れてなかったんでしょうね。 とはいえ本当の事を伝えて、先生が顧問止めるとか言い出したら面倒です」


 うっわ、全く想像できない。

 今では心霊スポットでも欠伸しながら歩き回るし、建物とか全力疾走してるのに。

 慣れたのかな、それはそれで凄いが。


 「ちょっと想像出来ませんね……蔵に閉じ込められた時も、平然と壁とか床とかぶっ壊そうとしてたような人が。 『迷界』の赤黒い空みても、これが日食かーなんてボケてたんですよ?」


 「彼の中で、理解出来ない現象にぶち当たった時の現実逃避というか……本能的に理解する事を避けてるのかもしれませんね。 ある意味先生の中では一番人間らしい部分というか……」


 「なんか話を聞いてる限りだと、草加ッちが強化人間か何かにしか聞えないんだけど。 実は未来から来てたり、手の甲から銀色の爪が出て来たりしないよね? 最後の鶴弥ちゃんの話とかもう一般人じゃないじゃん。 普通閉じ込められたら、とりあえず壊そうって発想に至らないよね? 最終手段だよねソレ」


 各々好き勝手な事言ってひとしきり苦い笑いを浮かべていたが、最後は皆して盛大なため息を溢した。

 なんというか、不憫だ。


 「えっと、それで。 2つ目の理由を聞いてもいい?」


 もはやこれ以上何があるんだと言いたいが、多分草加先生の事だ。

 予想の斜め上どころか、根底を覆す理由があるのかもしれない。

 他の二人も息を飲んで次の言葉を待つ。

 その様子に再び小さなため息を溢した巡は、やれやれと肩を竦めながら口を開いた。


 「皆さんお忘れの様ですが、彼は一応教師ですよ? 明確な命の危険があると分かれば、当然探索なんて禁止。 下手すればこの部だって、すぐさま廃部の手続きをするでしょうね」


 「あっ確かに」


 「そう言えば浬先生って先生でしたね」


 「すげぇ、常識的な事言われてるのに違和感しかねぇ。 なにこれ不思議」


 まさかの根底を覆すどころか、根底そのものな理由だった。

 というか今の状況の方が普通はおかしいのだ。

 生徒達だけで心霊スポットに入らせて貰ったり、夜遅くまで生徒を連れまわす方がどうかしてる。

 そういう意味では”とても真面目な先生”という訳じゃなくて助かっている訳だが。


 「ちなみに最初は私だけで建物に入るのとか、ものっ凄い反対されましたし許してもらえなかったんですよ? 今でこそ探索権を勝ち取りましたが」


 「そうなんですか? 先生にも真面目な頃があったんですね……」


 「つるやんそれはちょっと……っていうか良く許してもらえたね? 説得したの?」


 その頃の草加先生の話をもっと聞きたい所ではあるが、どういう経緯で探索許可が降りたのかの方が不思議だ。

 警戒はしてるみたいだし、普通なら絶対許可しない気がするんだけど。


 「まさか。 脳筋には物理で分からせるしかありませんから、一人でも問題ないと分からせたまでです」


 「はぁ!? つまり巡って草加先生より強いの!?」


 馬鹿な、それこそ想像できない。

 草加先生でも勝てない相手とは何かと言われて、何が思い浮かぶだろう。

 武器を持った相手? いや刃物持った『上位種』ぶっ飛ばしてたし。

 怪物、はこの前杭だけで討伐してたな……だとしたら何だ?

 軍隊とか戦車とか戦闘機とか?

 あっでも水の中とかなら草加先生も苦戦するだろうし、鮫とか?

 あれ、これって本当に人間かな? 改めて考えると草加先生ヤバイな。

 それを物理で黙らせる巡は一体何者なんだろう、もはや怪異うんぬんどころか全ての生命体にとっての脅威になりえるじゃないか。


 「だとしたら私は既に人じゃありませんね……道具ですよ、道具。 最初は防犯グッズとか買いそろえて説得したんですけど、それでも納得しなかったらしくて、道具は使えてこそ意味がある! 俺に一発入れてみろ! って言われたので……」


 「言われたので……?」


 「先生に道具のレクチャー受けるフリをしてぶち込みました、スタンガン」


 「ほんっと草加先生も巡もさぁ! やる事成す事おかしいよね!」


 見てみなさいよ、新入部員二人がドン引きしてるじゃないですか。

 どこの世界に善良な意見言ってる先生にスタンガン押し付ける女子高生がいるのさ、ここに居るけどさ!

 もはやため息しか出ない。

 まあそのお陰で無事? 探索が出来るという今の状況が成り立っている訳だが……

 なんだろう、ここの人達はもう少し穏やかな行動は取れないんだろうか?


 「と、とにかく草加ッちにこういう話はタブーってのは分かったよ。 それで、これからどうする? 前は毎日活動してたんでしょ?」


 もはやこれ以上聞きたくないと顔に書いてある天童君が、慌てて話の流れを変えてきた。

 確かにこれ以上聞いても仕方ないかもしれないよね、しばらく痙攣してた先生の話とか聞きたくないし。

 それで「すぐ起き上がりましたよ?」なんて言われたらどうしよう、本格的に草加先生が人間に見えなくなってしまう。


 「あぁその件なんですが、もう一度合宿をしようかと思ってまして。 実は昨日——」


 「——待ってください」


 語り始めた巡を、強めの言葉でつるやんが遮った。

 珍しい、この子結構巡に懐いてた雰囲気があったので、こんな風に言葉を遮ったり行動を制する事は今まで無かった気がする。


 「黒家先輩の『感覚』って、常に広い範囲が見えている訳じゃないですよね? 試しに全開にしてもらっていいですか? ちょっと今の街の現状に違和感があるので、調べてください」


 「え、えぇ構いませんけど。 あ、天童さん。 後ろにある地図取って貰っていいですか?」


 「はいよーっと。 これでいいのかな?」


 天童君が背後の棚から引っ張り出した地図に手を当て、巡は目を瞑って眉を顰めた。

 普段は見れないつるやんの強気な姿勢に巡も押されたのか、やけに素直に従っている。

 っていうか、へえぇ……『感覚』を全開で使うなんて見たこと無かったけど、こんな感じなんだ。

 ”今能力使ってますよー!”感が凄い。

 ちょっとだけ彼女の周りがボヤけ、少しだけ黒い霧が漂ってる……?

 流石に気のせいか、カレら以外からはそんなモノ見えたこと無いし。

 私にとっては見えるか見えないか、その二択だった”異能”だが、彼女の場合はその性質上強弱を調整できるご様子。

 今まで『感覚』を使いながら逃げているとか、話を聞いて「じゃぁここに行きましょう」くらいの姿しか見ていなかったので、ちょっと新鮮だ。

 なんて思っている内に、巡はどんどんと顔をしかめていった。

 何か不味い事でもあったのだろうか?


 「あーなるほど、これもサボっていたツケが回ったって事ですかね……」


 そんな呟きを漏らしたかと思うと、巡は地図にいくつも丸印を付けていった。

 地図に示されたその場所は、廃墟やトンネル。

 そして街中にも小さな丸印がついていた。


 「大体こんな所です。 ”なりかけ”は居ますけど、幸い『上位種』は生まれていません。 ですが、それはそれで問題です。 数が多いのに強い個体が居ない、つまりは『雑魚』のまま活発化しています。 結果街中の連中も元気に動き回っているみたいですね、普段は人の多い場所のカレらって結構大人しいんですけど……ってことで、すぐに対処を始めます、いいですね?」


 その言葉に、部員全員が頷いた。

 なんていうか、今までで一番作戦会議っぽい。

 不謹慎かもしれないが、ちょっとだけワクワクした。


 「まず街中、これは天童さんと鶴弥さんにお願いします。 恐らく二人の”異能”なら相性が良いでしょう。 『感覚』が無くても『耳』である程度相手を見つけられる上、天童さんなら祓う事が出来るんですよね? 例え追い払うだけに収まったとしても、バラけるなら大した問題にはなりません。 その”声”? の異能がどれ程のモノか分からない以上無理はしないように」


 「”声”っていうか”舌”でいいんじゃないですか? 三枚舌的な意味で」


 「本っ当に口悪いよね鶴弥ちゃん! 今日俺らパートナーよ!? 一緒に街中走り回る相棒よ!?」


 「うえぇ、ちょっと気が滅入ります」


 何だかんだで上手くやりそうなコンビが、コントの様な会話を繰り広げる。

 とはいえつるやんは結構マジな顔をしているが……多分大丈夫だろう。


 「”舌”ですか……確かに悪くないかもしれませんね。 もしくは”喉”、いや”タン”とかでも……」


 「待って! ”声”! ”声”がいいです! それ以外の選択肢を除外してもいいくらいにそれが良いと思います! 俺焼肉屋のメニューに載りたくないです!」


 巡の呟きに、必要以上に反応する天童くん。

 まぁこの様子なら多分大丈夫だろう、危険な状況なら真っ先に連絡してきそうだし。


 「それで巡、私達は?」


 私の一言に”何を今更?”みたいな顔で返されて、ちょっとイラッとくる。

 そうだ、これがオカ研なのだ。


 「私と夏美は先生と一緒に”なりかけ”を潰していきます。 正直狐憑きの状態である程度相手は出来そうですが、そこは調べてみないと何とも言えません。 それにどういうものなのかまだ判明していない以上、無理も出来ませんからね。 そしてコレは今日だけで終わるとは思えませんから、キツくなってきたら各自の判断で切り上げてください。 絶対に無理はしない事、いいですね?」


 その言葉に、全員が力強く頷く。

 久しぶりの活動、そしてこの雰囲気。

 気持ちは高ぶるが、そんな浮ついたままの状態では解決できない問題達。

 これでこそ、オカルト研究部だ。


 「では、鶴弥さんと天童さんはこのまま街中に向かって下さい。 私と夏美は先生の元へ——」


 巡の言葉が終わる前に部室の扉が開いた。

 草加先生が来たのだろうか?

 確かに結構話し込んだし、そろそろ来てもおかしくはないと思うのだが。

 なんて思っていた私の予想を裏切り、扉から顔を出したのは……やけに疲れ切っている表情の椿先生だった。

 ここ最近部活に顔を出していなかったが、何かあったのだろうか?


 「ごめんね……ミーティング中に……」


 弱々しい言葉と共に、フラフラとおぼつか無い足取りで席に付いた。

 なんというか、こう言っては失礼だが……ここ数日でちょっと老けた? と言いたくなるくらい表情に力が無い。

 本当に何があった。


 「えーっと、前に渡した箱があったじゃない? あれ開けたのって誰? やっぱり黒家さん?」


 別に責めている様子はない、ただ事実を確認するためにやってきたような雰囲気だ。

 ただ、異常に疲れ切っているが。


 「あ、いえ。 箱自体を空けたのは私ですけど。 何かありました?」


 とりあえず名乗り出てみたけど、その疲れた眼差しがこちらに向くと、流石に居心地が良くない。

 元気がない上にクマも酷い、今まで見た事もないくらいに力のない椿先生が顔を近づけてきた。


 「早瀬さんだったんだ。 そっか……そっか。 ごめん! 本当にごめん! ウチに一緒に来てくれないかな!? 今私のお婆ちゃんが家に来ててね? 開けた人を連れてきなさいって聞かないのよ。 それでどうか、どうかお願いします! 後生だから!」


 「ええぇっと、そう言われましても……っていうかバレちゃったんですね」


 アレだよね?

 椿先生のお婆さんって、あの結構な内容の手紙書いた人だよね?

 そんな人に会って、私は無事に帰って来られるんだろうか。

 しかも今日から本格的に部活動を再開しようというこの時に。

 なんともまぁ、タイミングが悪い。

 思わず苦笑いを浮かべ、どうしようか考えていた私の代わりに巡が迷いなく口を開いた。


 「それ、私も行っていいですかね?」


 「え? あぁ、別に平気だと思うけど……」


 なんで? と言いたげな椿先生を置いてけぼりにしたまま巡は部員の方に向き直り指示を飛ばした。


 「では、お二人は先程言った通りにすぐ行動してください。 私達は少し遅れますが、こっちの要件が済んだら予定通りに動きます。 何度も言うようですが、何かあった場合はすぐ連絡してください」


 「了解です。 ホラ行きますよ(ジン)タン、さっさと動いてください」


 「ウチのめ〇まさん口が悪い上に私服真っ黒なんですけど、これどういう事なんですかね」


 「誰がめん〇ですか、私とかくれんぼしたいなら自宅まで捜索することですね。 鍵開けませんけど」


 「性格も悪いよこのチビッ子!」


 「おい今なんつった?」


 軽快なまでに流れるような会話を繰り広げながら、つるやんと天童君が部室から姿を消した。

 なんだろう、あの二人結構仲いいのかな?

 まあ、あの様子なら心配するだけ無駄ろう。

 何だかんだ言いながら、結局無事に何事もなく巡から言われた仕事を熟してきそうな気がする。

 なんというか、不思議な凸凹コンビだ。


 「夏美、何を呆けているんですか?」


 「え? あ、はい?」


 急に真面目な顔で話しかけられた私はろくな反応も出来ず、良く分からない返事を返してしまった。

 そんな様子を気にすることも無く、彼女は私の耳元に口を当てた。


 「仮面の……というか狐憑きの事、調べるチャンスですよ」


 静かに響くその言葉に、なるほどと黙って首を下げる。

 確かに今の現状回復も大事だし、巡の抱えていた問題を解消するのも大事だろう。

 でも私にとって、この身に抱えた優先すべき問題はソコではない。

 自身ですら忘れていた内容に気づいた巡に、申し訳なさと感謝を浮かべながら、私は椿先生と向き直った。


 「じゃ、行きましょうか。 忙しいんで、今すぐに!」


 満面の笑みで椿先生のお願いとやら、答えてやろうではないか。


 ————


 ピコンッ!


 やっとの思いで教頭のお小言から脱出した俺は、普段使う校舎の中を歩いていた。

 流石に説教の途中で気配を消しながら退散するは不味かっただろうか……なんて小さな悩みを抱えていたその時、ポケットの中からメッセージ受信の音が聞こえた。

 普段通話ばかり使っているのであまり馴染みの無い音だったが、ここ最近でやたら耳にするようになった。

 誰だろうか? 早瀬が暇つぶしに送ってきたか、もしくは鶴弥からネトゲの誘いか。

 そんな事を思いながら、スマホを開くとそこには。


 『黒家 巡』 メッセージ一件。


 おやまぁ、なんて思いながら内容を確認し、思わず静かな笑い声が零れた。

 ったく、電話してくればいいのに。


 ——ちょっと用事ができましたので、お先に失礼します。

 とはいえ今日は活動を行いますので、準備しておいてください。

 連絡があるまでは自宅待機でお願いします。

 呼び出さない事はないと思いますから、ちゃんと起きていて下さいね?

 あと運転をお願いすると思うので、お酒は控えてください。

 また連絡します。 黒家。


 律儀というか、なんというか。

 アイツらしいと言えばそうだが、妙にこういうのに慣れていない感じが漂ってきている。

 早瀬とかなら『草加先生暇ですか? ご飯行きませんかー?』とかだし。

 鶴弥なら『今経験値UPらしいです、ちょっとインしてください』とか、単調というか……ちょっと声を掛けた、くらいなものだった。

 だというのにこいつは。

 なんだこれ、報告書か作文かよって思ってしまう。

 しかも本文の最後に名前が入っているのだ。

 お前はいつの時代の人間だ、本文受信した段階でお前の名前表示されとるわ。

 なんて、思わずツッコミを入れたくなるような内容に苦笑いした後。

 短い文章を送信した。


 ——了解、あと最後に名前入れなくて大丈夫だぞ。


 数秒後、『うっさいです』なんて文章が届いた時には、思わず笑ってしまったが、まぁどうでもいい話か。

 


 早ければ3時間くらいで一話のペースで書いているけど、いい勢いで書くとミスも多い悲しみ。

 誤字報告毎度頂ける方や感想書いてくれた方、感謝です。

 これからも一日一話ペースで書き続けられるといいなぁ……

 っていうか普通はどれくらいの時間で書けるモノなんだろうね。

 

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