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小さな大戦争  作者: 猫大長老
3/3

部長は変人

小人から送られた写真。そこに写っていたのは私の会社の部長の姿だった。


部長がこいつらの仲間を!?


「................これは私の上司だ!」


「知っています。」


え?


「我々はつい先日まであなたの会社に住んでいました。」


えー!全然気付かなかった!


「しかし、仲間の1人が捕まってしまったので、あなたのカバンにくっついて逃げてきたのです」


あー、そういうことか。

え、でも仲間放っておいて逃げたってことになる........。


「何で逃げたの?」


「自分で言うのもなんですけど、私たち小人は人間より何倍も強いと言われているのです。」


「なら戦えばいいじゃん!」


「その仲間は我々の中では1番強かったのですが、部長に捕まりました。彼が捕まったということは、部長はそれ以上の強さだということになります。だから、作戦を練る必要があったのです。」


部長ってそんなに強かったのか。

稀に見る変人ではあるけど、強そうではないんだよなぁ。道端でカタツムリ食べるし、食堂でロクソク食べるし、ものすごく足が臭い。だけど、隠れた優しさも持っている。

部長はそんな人だ。


「で、その作戦っていうのは?」


「はい、部長を倒して仲間を取り戻します!」


小人はそう言い切った。

多分小人はバカなのだろう。作戦の意味を知らないのだろう。


「一緒に部長を倒しましょう!」


部長を倒すって言ってもな........。強いらしいし、もし倒せたとしてもその後クビになっちゃうよな。


「まず、あなたが部長に話しかけて気をひいてください。そこで我々が不意打ちで倒します。周りには部長が発作をおこして倒れたようにしか見えないはずです。」


「発作って何の?」


「................てんかん?」


お前も適当かい!


まあ、何でもいいや。私がクビにならないなら、協力しようじゃないか。

続く!

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