スリル・オブ・ニート
ヴィジランテは全身がハイテク義体だった。腕からはガトリング砲。足からはスパークショット。背中には二本の大剣を装備し、腰には早打ち用ピストルがあった。目からは特殊ニート光線を放ち、口からは火炎放射ができた。
素晴らしい戦友を手に入れたイカリニートだった。
ヒトラーの秘密基地に特攻した二人は驚愕した。そこには大量につくられたサイボーグオタクが格納されていた。一斉にスイッチが入りサイボーグオタクが稼働する。
ヴィジランテは暴れまわった。
撃。
斬。
暴。
サイボーグオタクは粉砕された。
あらわれたのはクローオタク。鋭い爪で攻撃してくる。このクローオタク。ヒトラーの親衛隊帳であるシュルツのなれの果てだった。
意外にも苦戦を強いられた。
クローオタクは強い。
イカリニートはニートオートで応戦する。
ヴィジランテは光線を放ち、大剣を振った。
クローオタクと戦っている間に、ヒトラーは逃げてしまった。
「私を倒せると思ったか? 腐れニートどもめ!」
ヒトラーの不気味な高笑い。
クローオタクは突然正座すると「ありがとうございましたー」と叫び自爆した。
慌てて逃げたイカリとヴィジランテ。危うく木端微塵になるところだった。
とにかくヒトラーを追う!