システム・オブ・ニート
ここらでニートという存在の解説だ。
まず人間がいる。そいつがだらしなく、学校や家で孤独を感じ、かつ将来への展望もなく、努力もしなかったとしよう。ただ生きているだけという状態になる。すると意識の深層部より「ニートスイッチ」が入る。
このニートスイッチというやつは強力で、DNAの中に組み込まれた超自然的因子なのだ。これが作動するとたちまちニート化がはじまる。
思考、運動神経、空間把握能力、数的処理能力が格段にあがり、超人ニートが誕生するのだ。
そしてニートシステムの中に組み込まれる。
そのシステムとはまずペアレントと呼ばれる後ろ盾からはじまる。
ニートにはペアレントという生存保障システムが付随する。このペアレントが消滅するとニートも消滅する。いわば弱点といえる。
そしてニート間の電脳ネットワーク。
次に精神作用。
躁鬱状態という特殊な精神状態になる。
ハイのときは攻撃防御ともに上がり、ロウのときはそのすべてが下がる。
熟練ニートは意図的にハイの状態を維持できるが、一般的なニートはハイとロウを繰り返す。
して、イカリニートはニート界の救世主であるがゆえ、自然的意思に基づき、ハイの状態を持続させることができるという特異体質なのだ。
だからこそ強い!
あらゆる自然的法則、自然的因果関係がニートを支えているのだ。