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ヘリコプター・オブ・ニート

　新宿は蹂躙されていた。ドラゴンが副都心を破壊しつくしている。そんなドラゴンの背中に乗って上機嫌なのは憎きドラゴンオタクだ。

　三人は高機能ニートヘリで駆けつけた。

　このニートヘリはハイテクだ。まずは２０ミリ機銃が一門。ミサイルポッドが左右に４門ずつ。ガトリング砲が左右に２門。そしてステルス性能。また防弾防爆なのは当然だ。ニートテクノロジーで設計されＮＡＳＡと共同開発した代物だ。

　ニートヘリはドラゴンを狙った。機銃でドラゴンの翼を粉砕した。

　つづいてミサイルを撃ち込み頭を狙う。

　それが間違いだった。ミサイルはドラゴンの逆鱗に炸裂した。

　龍は逆鱗に触られると激昂するのだ。

　荒れ狂ったドラゴンは新宿を灰にした。何千人が死んだのだろうか。高層ビルが崩れ、一面炎に包まれた。

　三人はヘリを急降下させて、背中のドラゴンオタクを狙った。

　そしてガトリング砲を浴びせる。

　ドラゴンオタクは間抜けな悲鳴をあげながら木端微塵になった。

　残るはドラゴンだけ――