ネット・オブ・ニート
電脳内部は白い空間だ。空には緑の立方体が浮かび、黄色の数字が揺らめいている。
ニートたちは走った。
するとひとりの青年がいた。彼は全身が赤く01コードで出来ていた。
「00011010001000011111101110111」
何やら話したが、すべてコードのためわからない。
彼はサイバーニート。つまり電脳内に配置されたプログラムだ。
「サイバーオタクが暴れている。案内してくれ」
「000001110101011111(わかった)」
サイバーニートは電脳内を走った。ニートたちも続く。
しばらく行くとマジックニートが魔術を使った。
サイバーオタクが鬼のように電脳内部に罠を仕掛けていた。
ニートたちの攻撃がはじまる。
サイバーニートは赤いビームで焼きつくし、ゴーストニートはゴーストビームを放った。
イカリニートはニートオートを乱射し、あわれサイバーオタクは電脳内でクラッシュした。
サイバーニートが電脳ネットワークを修復し、事態は集結したのだった。
現実に戻ったニートたちはひとまず勝利に酔った。しかしオタクどもの攻撃は止まない。
新宿に巨大な龍があらわれたという。
オタクの新たな兵器であることは間違いない。
ニートは最新兵器、ニートヘリを駆って空へ舞ったーー