リベンジ・オブ・ニート
そしてもうひとり。
彼は全身黒ずくめ、自然的能力者。ニートは30歳まで童貞でいると魔法使いになれる。それが彼、マジックニートだ。
三人はアキハバラに突撃した。
斬。
撃。
アキハバラは地獄と化し、かつての通り魔を思い出させた。オタクどもは死に果て、流れる血、血、血。ニートたちは悠然と駆け抜ける。
マジックニートは超自然能力で圧倒した。フィギュアとカードが散乱し、死体となったオタクどもが命乞いをする。
三人のニートはそれぞれの基地に帰還した。
ニートにはオタクと違って本拠地はない。ニートそれぞれが各地に各々の拠点を持つのだ。
それらの拠点は電脳ネットワークで繋がり、各ニートに逐一、活動が報告される。
電脳ネットワークに報告が入った。
アキハバラを襲撃されたオタクが報復攻撃に出たという。
オタクはハッキングを使ってニートの拠点を襲撃。すでに何人かのニートが脳を焼かれたらしい。
イカリニートは怒り狂って、立ち上がった。
オタクどもはサイバーオタクなるオタクを電脳ネットワークに投入したらしい。
イカリニートは仲間の制止を振り切りサイバーオタク討伐に向かう。
「俺も行くぜ」とゴーストニート。
「私の魔法ニューロンは電脳内で素晴らしい働きをすることをお忘れなく」とマジックニート。
三人はハッキングの魔術師サイバーオタク討伐に動き出す。
いざ、電脳の世界へ!