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ネイション・オブ・ニート
ニートたちはとりあえず電脳空間に逃げ込んだ。
サイバーニートは皆を案内した。
「0001001001010010(これがオタクの防衛システムです)」
「なるほど、ぶっこわしてやろうず」
「よっしゃー!」
「おー」
とニートの果てなき破壊活動の末、オタクの防衛ネットワークは破壊された。仮想現実装置(VRD)のリンクを見つけ、そこにアクセスするサイバーニート。
「000101001010111111111(ぶっこわし)」
「よろしい」
VRDをわが物にしたニートたちは自由自在にオタクを仮想現実に閉じ込めることに成功する。
ここからがニートの本気である。
オタクどもを地獄化した仮想世界に閉じ込め、そこで何億回と責めつけたのだ。悲鳴と絶叫。オタクの断末魔が心地よかった。
現実に戻ったニートたちは荒廃した東京に新たな街、ニートタウンを建設した。もちろん総理大臣はイカリニートである。
ここにイカリを中心としたニート国家が誕生したのである。
ニートは勝ったのだ!