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クライシス・オブ・ニート
オタク陣営はアキハバラに集合し、フィギュアに囲まれたキチガイ部屋で会議をした。オタクを統治するオタク王、タク・タクヤはチェックのシャツを着て、どでかいメガネを掛けて、タバコを吸った。
「こうなれば、やつらを呼ぶしかないな」
「王よ、やつらとは?」
「ブラック・インダストリーの配下、シャチク・ギャングだ」
「シャチクですか、それはすごい」
ブラック・インダストリーとは世界を裏から支配しようともくろむ凶悪奴隷企業である。大学生を笑顔で勧誘し、だました挙句、精神攻撃を駆使して洗脳し奴隷にしているという企業だ。その奴隷管理を担当しているのがシャチク・ギャングだった。
恐ろしいシャチクたちがニート討伐に動き出した。
イカリはニートセンサー(敵が到来すると察知する特殊技能)ですぐに把握した。
「とにかく防衛を!」
ニートは仲間を集めた。
元ニートの自衛官、バレット。
元ニートのソバ屋、ヌードル。
元ニートの警察官、ポリスマンセッド。
元ニートのミサイル設計士、バーンアウト。
強烈な仲間とともにニートの防衛戦がはじまる!