プロローグ的なもの
たなびく桜吹雪・・・皆さんは何を思い浮かべるでしょうか?
「出会い」?「別れ」?「入学」?「卒業」?・・・まぁ、今俺が見ている光景は「出会い」そして「入学」だろうな。周りには新入生、そして父兄の姿がいっぱいである。
そう、俺、府島虹は高校の入学式に来ている。つい三年前受験して合格した、これから青春を送る学び舎の入学式だ。
わぁ、わくわくするなぁ!どんな生活が待っているのだろう!・・・えっ、何で三年前なのかって?そりゃ俺も聞きたいよ。だって俺・・・
今日、卒業式に来たはずだもん。
昨日まで確かに俺はこの高校で過ごしていた。それで「あー明日で卒業かぁ~~~」なんて思ってたさ!!そして家に帰ってアレをしてたさ!!!
そして学校来てみたら何故入学式になってんだ!!!!俺は夢でも見てるのか!!??
と、立ち尽くす俺に後ろから二人の人物が俺の腕に抱きついてきた。
「なーにぼやっとしてるのよ?今日は入学式よ?今朝は一人で行っちゃうし・・・もう!」
こいつは俺の現実の幼馴染、双知愛だ。昔からの付き合いである。
「そうですよ、私だって虹君と一緒に来たかったんですよ。今後は気を付けてくださいね。」
こっちは仮想での幼馴染、逢智恋である。恋は俺がプレイしていたゲームの中のヒロインだ・・・ってえええ!!!
な、なんで現実にゲームのキャラがいるんだ!!??ど、どうして!!??そう混乱している俺に追い打ちをかけるように、奴等もきた。
「「よう、虹。今日も見せつけてくれるなぁwww」」
俺の無二の親友である、吉田優(現実で)と創基未来(ゲームで!)が口を揃えて登場してきた。
もう、何がどうなっているんだ!?今日は卒業式のはず。なのになんで入学式?そして何でゲームのキャラまでここにいるんだ!?
と、俺は昨日のアレを思い浮かべた・・・
たまに書くの・・・かな?