愛のリペアマイスター ♡第5話 ロマンチックなひと時♡
あたしを離さないでね。
「ネェ……こんな出逢いがあるのね? 物語りみたいよ、暁斗さん……」
「うん。綺麗……だよ、凄く、燈ちゃん。オレ、こんな気持ちになっちゃうなんて。冗談抜きで生まれて初めてだよ。凄くドキドキする……」
「いっしょです」
燈は暁斗のロンTを脱がせた。すると暁斗はたまらないという感じで燈のオフショルダーから覗く肩を舐め始めた。猫がいたわるように。その舌はどんどん前にやって来て……ついには胸元に。
「なんか香水付けてるの? 燈ちゃん……」
「ううん……」
「甘い香りがするな」そう囁きながら、燈の胸元に顔をうずめ、燈の背中のホックをはずす暁斗。
たまらない! 燈の豊満なバストの先はもう敏感な果実になっている。
暁斗も……とってもとても全部を硬くして、でもしなやかな筋肉で燈の全身全霊を抱きしめる。その触り方はあまりにも淫靡でスウィートだ。
「アハン……ア、シャ、ワー……」と燈が得も知れぬ快楽の中なんとかつぶやく。
「入りたいのぉ?」と尋ねておきながら、ディープなキスでそのサクランボのような燈の唇を塞いでしまう暁斗。
ようやく眩暈がしそうな魅惑のキスのあいま、「アアン、ちょっ、ぴり……サディスティックで、ス……キ暁斗さん!」と燈。
「可愛いよぉ……燈ちゃん、燈ちゃん……」
夢中で、燈の肌になじむような愛撫を繰り返す暁斗。
「ァッ……ハァン、アン! アッ~! 暁斗さぁん」
「セクシーな声を出すんだね、燈ちゃん、まるでエサを求める雛のようだ。素晴らしいよ! なんて可愛い……」
声で素肌をいじられる感覚。痺れるような、気絶するほどロマンチックな心地。燈はペッティングだけでダメになっちゃいそう。少しずつ暁斗にずらされたスカートはもう床の上にある。
暁斗は待ちきれずすべての衣類をみずから脱いだ。日に焼けた肌。筋肉質でたくましく、それでいてひきしまった躰。
「これ以上意地悪しちゃいけないね! うん……バスルーム、いく?」と美しく立派な鳥が翼を広げ守るように、暁斗は燈を丸ごと抱きしめた。
「うん……」小さく恥ずかしそうに答える燈。厚い胸に顔をうずめる。
シャワーが心地よい、ふたり絡み合い、抱き合い、たっぷりの泡で、互いの裸を愛おしみ洗い合った。シャワーでするりとフワフワの泡が流れ落ちてゆくたびに、ふたりの肌がときめき色に輝く。
とっても自然に……バスルーム内でもう結ばれてしまったふたり。後ろから燈を愛し、思わず声を漏らす暁斗。
「アァ……素敵すぎるよ、燈ちゃん、オレ……持たないかも」
「フー、ァン、ハ~……良いの、いっぱい……仲・良し、しま・しょ……」
「うん、うん! 燈ちゃん、燈ちゃんっ! 好きだ!」
「アアッ! ァアッ暁斗さんっ!」燈も暁斗とほぼ同時に宇宙へ放り出された。
夢見心地で燈は振り向き、暁斗にもたれかかった……そして、暁斗のがっしりとした指を触りつつ
「この指で……靴を直しているのね? 暁斗さん」
「そうだよ」
「罪な指だわ……あたしをこんなにしてしまって」
「燈ちゃんの魅力に引き寄せられちゃうさ、この指だって」
バスタブでも燈はうしろ向きに座った。暁斗のおひざの上だ。
(気持ち……イイ)瞳を閉じ、のけぞってしまう。クリップで留めているけれど、おくれ毛は濡れている。
すると暁斗が燈の首の横を吸い始めた。
「ア……ン」「オレの大事なひとっていう印だよ」キスマークをつけたのね。
その時、躰を突き抜けた……。
(自分はしちゃいけないんだ)という切なさ。燈は、家庭のある暁斗に印なんてつけられない。淋しい気分。
燈の気持ちを見て取った暁斗。
「スキなんだよ……燈ちゃん。オレは、オレは……人に石ぶつけられるようなことをしてるかもしれない」「そんな」
「でも、純粋に燈ちゃんを好きになったんだ。オレはバカなのかな……」
「ああ」燈は鼻がツーンとし、涙をこぼした。
震える肩でそれが分かった暁斗。燈の細い腰に両腕を回し頬ずりしてきた。
「おひげチクチク」
と、燈がひと言。そうして笑った。暁斗も優しい表情になった。
オフロを仲良く上がり、くつろぐふたり。
腰にバスタオルだけ巻いた暁斗と、胸のところでキュッとバスタオルを留めている燈。
暁斗が冷蔵庫から、買ってきたジャスミンティーを出しグラスに注いだ。
「どうぞ! 燈ちゃん」
「はい、ありがとう」
火照った躰に冷たいドリンクが注ぎ込まれる。美味しい。
「おいし~」とソファーの上の燈。すぐに隣に座った暁斗が言う。
「燈ちゃんのほうが……美味しいよ?」
(いやん! あたし、また感じてきちゃった……)
自然とくちづけが始まる。それは長く止まらないくちづけ。互いの口の中をまるで食べるかのようなキス。
「ベッド、いく?」と暁斗。
コクリと暁斗の目を見つめ頷く燈。
(ああ、はやく! 暁斗さんがホ・シ・イ! 暁斗さんの全部がホシイ!)
暁斗は燈の手を取り立ち上がらせた、そうして……ハラリ……バスタオルを、高級フルーツのような燈の躰から取り除き、切なげな吐息を漏らしている。
露わになった燈の白い素肌。
「綺麗だよ……」
「うれしい……」自分の小指を噛んで見せる燈。
暁斗のバスタオルも暁斗の手により取り除かれた。
男らしい暁斗の躰が燃えている。
その暁斗は裸の燈をお姫さまだっこした。「あん♡」そうしてベッドまで歩き、燈をシーツの上にそっと横たわらせた。
切なさよりも嬉しさが勝って……。




