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愛のリペアマイスター ♡第4話 冬は恋人の味方♡

Hotなムードです!

 燈は暁斗に優しく手を包まれ、握られ、女が疼いた。

「いこっか……」

 そう言う暁斗の瞳はこんこんととめどなく溢れ出る泉のように情熱に満ちている。

「うん……」

 椅子を立ち上がり、サッとPコートをハンガーから取り、燈に着せてやる暁斗。

(紳士なのね。こうやって何人の女性をエスコートしたのかしら?)ちょっぴり嫉妬めき、ハートに尚灯が灯る燈。


 冬は、恋人同士の味方だ。なぜなら温め合うことをナチュラルに欲するから。


 ギュ! 大胆にも暁斗の左腕に両腕を絡め、豊かなGカップの胸を押し当てちゃった。そうして燈が暁斗の顔を覗き込むと、男らしさを保ちたそうだがとっても照れて嬉しそうなのが分かってしまった。


 ここはにぎやかな街でラブホもいっぱいある。の前に、ふたりは話していた通りコンビニへ寄った。

「あ! 暁斗さん、あたし豚まん、たべよっかな~」

「『豚まん?』……燈ちゃん、大阪に居たことあるの?」

「あ、そうそう! そうなんです、アハ。10年ほどね。岡山・東京・大阪・再び、東京です」

「うんうん。大阪の人はさ、肉まんのことを『豚まん』って言うんでしょう?」

「そ、つい出ちゃう時があります、あたしアハハ」

「他になに食べたい?」

「あ……」

「オレのおごり、気にしないで!」

「は、はい……ンと~、プリンと、玉子サンド!」

「うん、わかった。オレは、焼き肉弁当にしよっかな。あ、あと1.5リットルのジャスミンティーも買っとこ?」

「うん!」


 お目当てのごはんを買い、再び街を歩くふたり。


(暁斗さん、地元なのに……お友だちとかに見つかったらどうするんだろ? へっちゃらなのかなぁ)と少し気にする燈。

 あまりにも暁斗が堂々としているので。


「暁斗……さん?」

「ン? なんだい? 燈ちゃん」あったかなまなざし。

「ううん、なんでもない」


(『幼馴染にバレないのー』だなんて訊くの、色気がないよね)と燈は思った。


 燈は東京暮らしは短くないが、この街はそんなに長くない。まだ2年。離婚してからこの街に越してきたのだ。


「都心よりもこっちはイイ感じで静かで便利、好きです、あたし、この街」

「うん。オレが子どもの頃はな~んにもなかったんだよ? 駅も小さかったしね」

『駅』で、燈は暁斗のお財布を拾ったことを想い出した。

「クスッ」

「ン? どしたの、燈ちゃん? な~に」ちょっぴり好奇心旺盛な悪戯っ子のように問う暁斗。

「お財布、落としてくれてありがと!」

 燈がそう言い放ち笑うと、グイッ! と暁斗は燈をさらに自分のほうへ引き寄せた。


(ウフン、こっちみて!)


 待ち切れない燈はお色気を振りまいている胸の谷間を見て欲しいとこっそり願った。

 やわらかなピンク色のモコモコ生地に包まれた自慢のボディだ。


 木枯らしが吹き、暁斗の髪からイイ匂いが薫った。

 燈は……今日のデートでトワレを控えた。いいえ、今日に限ったことじゃないわ、これからずっとよ? そう、ずっとデートしたいから。暁斗さんに奥さんが居たって。そういうことよ。


「燈ちゃん……寒くない? だいじょうぶ?」

「寒いわ……だからはやく温めて、暁斗さん?」

 燈の小悪魔発動中だ。

「あ、燈ちゃん、胸元……寒そう。早く温め合いたいな」

 暁斗はそっと燈の頭を大きな手で引き寄せた。

(あん♡メロメロになっちゃう! あたし……)


 やがて暁斗にさりげなくラブホへいざなわれ入って行った燈。


「ここはどう?」暁斗がパネルの中の可愛らしいピンクベースのお部屋を指さした。

「はい、ここがいいわ」

 503号室。

 お部屋へ向かうエレベーターの中、燈は暁斗と向かい合いじっと見つめた。

 すると、果物でも貪るように激しいキスを浴びせる暁斗。

「ア……アン」キスとキスのすき間を縫って燈の声が漏れ出る。

 5階に到着し、扉が開く瞬間ギュギュッ!と痛いぐらい興奮した暁斗は燈を抱きしめた。

 暁斗の躰は硬くて、すごくアツい。燈はおなかがキュン!っとした。


 お部屋に入った。

 ふたりにはそれぞれ成人した子どもが居る。暁斗には……パートナーも居る。でも、ふたりは互いに中学生のようにときめいた。そしてそこには、オ・ト・ナの欲望もプラスされている。


 でも……まずはハラペコ虫を大人しくさせることにしたふたり。テーブルにあったドリップコーヒーを燈がていねいに淹れた。

「ありがと、燈ちゃん」

(リペアマイスターとして、あたしをお客さんとして迎え入れた時の暁斗さんは……恥ずかしがり屋のお兄さん、という感じだったけど、目の前の暁斗さんはしなやかな獣のムードだわ。ステキ……)


 燈はさっそく、大好物の『豚まん』を頬張った。

「ン~」と言って指でOKの形を作る。

「くいしんぼうだね! 燈ちゃんは」と言って嬉しそうに微笑む暁斗。

「そうよ、暁斗さん。あ! 関西やあたしの田舎では、豚まんに辛子をつけるのが当たり前なのよ? 東京に来たらさ、ちっこい辛子がついてこないからびっくりしちゃったわ」

「辛子は付けないな~」

「おいしいのよー、暁斗さんっ。ンフフ」

「そうなの」もぐもぐもぐ。暁斗は焼き肉弁当を堪能中だ。


 ふたりのおなかは満たされた。これからはLOVEを存分に満たすお時間。


ン~、おなかいっぱい♪そして……

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