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Grapefruit moon  グレープフルーツムーン  作者: 青紙 椿
第3章 Too Much Too Young
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 Mischievous


 今日の放課後は友達とカラオケに行くです。

 楽しみでーす。


 カラオケは日本の文化ですね。俺は何を歌いましょうか…。英語の歌を歌うとドン引きでしょうか? 菜絵姉さんの好きな、まふまふ の歌は覚えたです。これでいきましょうですかね。

 ガチで楽しみでーす。




「なあ瞬。4時に駅前に集合だってさ」

「ハーイ、拓人たくと。了解ですよ。楽しみですね」

「そうだな。一緒に遊ぶのは初めてだもんな」

「そうですね」


「なになに? どこに行くの?」

 隣の井上さんが話しかけてきた。

「秘密です。今日は男同士の語り合いでーす」

「そうなの? でも上篠かみしの先輩は来るんでしょ?」


「え!? 来るの!?」

 拓人が変な声で言っている。拓人は菜絵な え姉さんが嫌いなのでしょうか?

「今日は来ませんです。男同士です」


「そうか。来ないのか…。何だか微妙だな…」


 拓人の心は複雑ですね…。




      * * *




 放課後…。


 俺は一度、帰宅して着替えまーす。

 制服で遊び歩いてはいけないのです。なので今日遊ぶ人たちも一度家に帰るです。


 そして駅前の待ち合わせ場所、横浜駅の西口に到着です。

 すでに拓人と野口がいます。

 俺よりも早かったです。


「ハーイ! 拓人! ノグッチャン!」

 ノグッチャンは野口の愛称です。

「よ、よお。瞬って目立つな。信号の向こうにいる時からわかったぞ?」

「はい。今日は目立つように、お父さんのミリタリージャケットを借りてきましたです」

「いや、そういう意味じゃなくて…」

「ん? ノグッチャン、意味を教えてくださいです」


 ノグッチャンが口ごもっていると、最後の一人も来たです。


「よお瞬、お前目立つなー。ヨドバシの前からわかったぞ」


 最後に来た彼は阿部あ べ 真太郎しんたろう。愛称はクニちゃんでーす。

 なぜクニちゃんかと聞くと、熱血硬派 くにおくん というゲームの主人公に似ているからだそうです。

 

 さあ、全員揃いました。

 いざ、カラオケに向かいます!


 お店はクニちゃんが予約しておいてくれたので、バッチグーです。



      * * *




 お店に向かっているのですが、みんなが俺を囲むように歩きます。


「ちょっと、歩きづらいです。なんで俺を囲むんですか!?」

「瞬がナンパされそうだからだ! いつもは上篠先輩がいるから大丈夫なんだよ! 2〜3人でいる女子がこっちを見ているだろ? 俺たちがこうしないと面倒なことになるんだよ!」

「ナンパって何ですか? 菜絵姉さんは怖いんですか?」


 あきれた顔をするクニちゃん。


「上篠先輩は怖くない。むしろ可愛くてお前が羨ましいくらいだ」

「そうです。菜絵姉さんは素敵な女性ですよ」


「・・・」

 クニちゃんが無言になってしまったです。


 


 お店に到着しました。

 俺たちの後からもたくさんお客さんが来ます。明日はお休みだからでしょうか? 予約をしておいて正解ですね。クニちゃんグッジョブです。


「ねえねえ君たち。私たちと相部屋しちゃわない?」


 後ろの女性が話しかけてきました。


「残念ですが、今日は男同士です。なのでダメでーす」

「えー。いいじゃん。お金はお姉さん達が出すよ?」


「え?」


 ノグッチャン!? 何ですか? 今の『え?』は?


 すると、見たことのある女性が近づいてきた。

ワタクシの弟に何か御用ですか?」

「ク、クロエ!? 何で?」


「ノエ…。あなた第一声がいつもソレネ」


 何でクロエがいるですか?

 





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