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Grapefruit moon  グレープフルーツムーン  作者: 青紙 椿
第3章 Too Much Too Young
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 One step beyond



 学生食堂での出来事は瞬く間に広がった。

 クラスメイトが僕に話しかけてくる。


 一番多い質問が、「上篠かみしののお姉さんってどう言うことなの?」です。

 質問の中には「ビノシュさんを紹介してくれ!」と言う人もいるです。

 ルックスに惑わされているです。

 綺麗な人かもしれませんが、とても嫌な人なんです…。




 内容の説明的ふりかえり…。


「Puis-je m'asseoir ici?」

(座ってもいいかしら?)

「ちょっと、ビノシュさん!」

 美穂先輩がクロエの付き添いをしている。


「早く答えろノエ」 

「ク、クロエ? 何でですか?」


「Réponds maintenant.」

(早く答えて)

「Je suis désolé.」

(ごめんなさい)


「Bonjour, excusez-moi, vous avez pris ma place.」

(こんにちは、そこはワタシの席ですが)


 菜絵姉さん、フランス語が話せるですか?


「あら、フランス語が上手ですわね。上篠 菜絵さん」

「あら、褒められて嬉しいですわ。クロエ ビノシュさん」


 菜絵姉さんとクロエが睨み合っているです。どうしましょうです。


「あのねビノシュさん。今から、ワ・タ・シ・の! 弟と食事をしますの。他の席へ移動していただけませんか?」

 菜絵姉さん、声が怖いです!?

「偶然ですわね。実は此方としても、ワ・タ・ク・シ・の! 弟とお話があるのですよ」


 クロエ!? ワタクシハありませんDeath(デ  ス)…。


「あの、ビノシュさん。まずは座って食べましょうか?」

 美穂先輩が、この場の雰囲気に蒼白としている。


「そうね。さあノエくん、外野は放っておいて食べちゃおうよ」

「は、はいです。」


風見かざみさん、私たちもここに座り食べましょうか?」

 クロエはそう言って、俺たちの目の前に座ったDeath(デ  ス)…。


 美穂先輩は菜絵姉さんの前に座り、クロエにわからないようにしながら、菜絵姉さんに誤っているです。

 もしかして菜絵姉さんはクロエがくることを知っていたのでしょうか?

 美穂先輩も、俺に何かを隠しているようです。


「ノエ、いつもそんな物を食べているの? まるでrepas de prisonnierね」

(repas de prisonnier = 囚人食)


「ノエくん。Tu peux ignorer.」

(無視していいよ。)


「ねえ風見さん。あの女に酷いこと言われちゃったわ」

「ごめんねビノシュさん、私はフランス語が苦手で…。菜絵はなんて言ったの?」


「ふふ…。何だったかしら…」


 パンがノドを通らないです。


「ノエくんが食べているメロンパンを囚人食だってバカにしたから、無視していいよ。って言ったの」


 菜絵姉さんが美穂先輩にそう言うと、美穂先輩は頭を抱えてしまったです。


 ああ…。

 何だか…。

 みなさん、ごめんなさいです…。



 

  

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