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空想喫茶『発明所』 中  作者: HKT104
2/2

金さんからの予想

空想喫茶『発明所』 中pert2


 一ヵ月後・・・

また俺様は、茶葉とビン詰めブルーベリーを籠に入れた。昼飯もついでに作ろうと、精肉なども一緒にもらおう・・・そう言えばもうそんな頃か。しかし、いつもの場所には安い肉に群がる主婦が、いつも以上に横隊列を組んでいる。ところが群がる理由は安かった肉ではない。ほとんどがブランド牛の名のものだった。

金「あぁ、今日のとこは止めとくか・・・」

俺様は職場に戻る。一ヶ月もゲーム開発してなかったから、そろそろ始めるか・・・そう思いながら、店のノブを下げる。


 冷菓「あ、おかえりなさい。」

金「ただいま。」

冷菓「どうでした?」

金「茶葉とブルーベリーはもらえた?が、肉の辺りが変だったよ。」

冷菓「はぁ、変とは?」

金「あ、肉に主婦が群がってたんだ。」

冷菓「何ですかその状況・・・」

金「無金社会の影響だろう。」

冷菓「大丈夫なんでしょうか?」

金「さあな・・・俺様は観察するまでだ。」

冷菓「そう、ですか。」


 作が二階から降りてきた。

作「魂知は?」

金「おう、作。今朝スーパーで何が起こったと思う?」

作「ん?何処のスーパーですか?」

金「そこのスーパーだよ。」

作「う~ん。割引ですか?」

金「惜しいな~あれから一ヶ月だろ。」

作「あれから・・・あ、無金社会ですか。」

金「あぁ、それで?」

作「店に人が溢れていたんですか?」

金「お、い、いや。そこまでじゃないが正解だ。なぜ分かった?」

作「まぁ、予測はしてましたよ。実際どうなるから借りませんけど。」

金「そ、そうか。解決策を思い付くか?」

作「私の予想だと、2,3日で落ち着きますよ。」

金「あ?なんでだよ。」

作「無料だからと言っても容量の限界がありますからね。」

金「ん?店の容量か?」

作「いえ、それもありますが・・・人間の欲がですね。」

金「飽きるのか?」

作「あ、最後まで聞いてください。」

金「あ、あぁすまん。」

作「あ~飽きるのは~ですね。・・・いや人間の食欲には限界があるでしょう?」

金「あぁ。」

作「ですから、ふ~あ、容量を越すはずは無いんです。」

金「ん~どうかね。」

作「まぁ、あくまで予想なので。」

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