Morning show.
まるで今日も真っ赤なペンキを
ボトルから直で流したような
色鮮やかな朝焼けが
君の髪を染めている
なのに僕はその君と
真っ赤な朝日を見ることはなく
夜のうちに空へと帰る
君を見送る日々を繋げる
真っ黒な髪の方が
いつもの君らしいと思う
真っ赤な髪の君の事も
たまには見てみたいと思う
隣に座る
事もなく
隣に眠る
事もなく
もぬけの殻の蒲団の熱が
寂しい朝を迎えさせる
見栄えはよくない
それでも見たい
まぶしかったら
目を細めても
朝焼けの
君の
寝顔を
レポートしよう
ありがとうございました。