雷撃リリ
「えー、今日からクラス対抗のイチゴ狩り対決が始まるが皆準備は出来てるかっ!?」
「「おおおーっ!!」」
「他のクラスに負けんなよっ!!特に3組のファラデー先生にはな!!」
「「おおおーっ!!」」
「な、なあ、コレ…何?」
「あーアンタ聞いてなかったの?割とそこそこの頻度でこういうイベントがあんのよ。で、今回はどんだけ多くイチゴを狩れるかってやつだね」
イチゴってなんでイチゴ……??
つーかシュタイン教授ってファラデー教授と仲悪いのか…
「優勝者には素敵なプレゼントもあるらしいし張り切って行くぞ!!じゃあ3人1組になってチームを組め!」
3人1組か…まぁ1人はサラとしてもう1人は…
「サラさん!クールが好きだ!俺と組んでくれ!!」
「いやいや、俺と!!」
「私と組んでお姉さま!!」
「あ、いや私、ジンと組むから…」
「「「「だよねぇ」」」」
周りは次々と決まっていくみたいだな
「おいサラ、あと1人、どうする?」
「んー、誰でもいいかな、私たちの邪魔しなければ」
「さて!みんな決まったか!!!?ん?ジンのとこ決まってないな!残ってんのは〜リリか!お前らで組め組め!」
トコトコと歩いてきた背の低い黒髪ツインテールの少女はリリというらしい
「よろしくな!リリ」
「よろしくね、リリ」
「よ、よろしく、です…」
「さて、では各自のチームで作戦を練ってくれ!コレがイチゴ狩りをするストロベリー山の地図だ!!」
名前そのままじゃねえか。しかしこの地図を見ると…傾斜が割とあるな…それに本当にイチゴあんのか?ここ
「イチゴはストロベリー山のどこかにランダムでなるため、去年の意見を聞いてもあまり参考にはならん!!足で探す事が肝要だ!では準備出来次第行ってよし!!」
「なるほどね…ただのイチゴ狩りじゃないわけか…どこから攻める?」
「とりあえず、西から行ってみましょう、リリはどう?」
「イチゴ食べたい……じゃなくて!はい、それが良いと思います。」
イチゴ食べたいのか……
「よしそうと決まれば善は急げだ、行こう」
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1組
「わたくしのチームメイトは副委員長のミヨに、貴女…失礼ですがどなたでしたか?」
「エイカ、と申します、ふふふ。」