古代魔法
「ふざけやがって、ぶっ殺してやる!」
魔物は古代魔法陣を描き始めた。
「見たことねえ魔法陣だな……レア魔法か?古代魔法か?」
「ジンっ!アレは時間停止の古代魔法よ!身体が動かないのなくなるわっ!!」
「時間停止……なるほど厄介だな。」
ならアレしかないか…
ジンは魔法陣を描き始めた。
「何をしても無駄だっ!!オラッ止まっちまえ!!!」
「ああっ!ジン!!」
「なるほど……確かに動け、ねぇな……。」
「強がっても無駄だ!1発で首を飛ばしてやる!!」
魔物は斧を振りかぶり、振り下ろした。
ぶんっ!
しかし斧は空を切る事になった。
「な、な、何が起きた???俺は確かに首めがけて切ったハズ……。ヤツはどこへ??!」
「ココだよ」
「!??」
振り返る魔物の後ろにジンはいた。
「なぜ動ける……!!?」
「冥土の土産に教えてやる、自分自身を操作する古代魔法だ。いわば傀儡のように自分を操るのさ。」
「古代魔法だと!!!?なぜお前も使える!?」
「……じゃあな。」
「ま、待」
ドンッ
魔物がいた場所は凄まじい爆音と共に吹き飛んだ。
「あ、あれは、爆破魔法…!!まさかその年で使いこなすなんて…古代魔法もですが驚きですわ…ありえない…」
「アレがジンよ。流石に今回はちょっと本気だしたみたいね…。」
「ふーっ大丈夫かお前ら?あ、ニーナさんは大丈夫じゃないね、格好が。」
お、ニーナの顔がみるみる赤くなってく。面白いな。
「み、見ないでくださいっ!!」
「さて、そこの女の子ももう大丈夫だ!帰ろう」
「は、はいっ!!!」
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「おお、帰ってこられましたか。ニーナ殿も2人に会えたようじゃの。ボロボロそうだが。はて、ミツ、お前どこ行ってたんだ?」
「森でクルミ拾いをしてたところ魔物に襲われて、そこをこの3人に助けてもらったの!」
「なに!それは大変な目にあったのお…お前も魔法を使えるのにそんな強かったのか?」
「その件ですが村長さん。私が戦ってみたところ、アレは尋常ではない強さでした。おそらく、討伐隊を組んでやっと、というレベルです。お心当たりはありませんか?」
「ふむ……儂も言われた通り蔵で緑玉の資料を調べていたんじゃが…その中で1つ気になる伝承がありましてのう。」
「気になる伝承?」
「玉を食べた者はとてつもない力を手にする。というものじゃ。」
「なるほど、あの魔物はその力を手にするためにここまで来たと考えれば合点がいくわね。」
「そして緑玉があると思われる地図も発見した。コレじゃ。差し上げよう。」
「ありがとう爺さん。しかしどこを記してあんだ?これ、こんな地方あったか?」
あるか?とサラとニーナに目で聞くが2人とも首を横にふった。やっぱり見たことないよなぁ。
「儂もどこかはわかりませぬ。しかし持っていて損は無かろう。」
「確かにそうだな。ありがたく貰っとくわ。じゃあそろそろ帰るわ。」
「そうですか…お気を付けて…おなご2人の替えの召しものはこちらで用意しましょう」
「……あの!」
ん?ああ、三つ編みのミツちゃんか
「どうした?」
「ありがとうございました!これっ!!」
顔を真っ赤にしてバッと渡されたのはクルミだった。
「おーありがとね!」
「チッまた現地妻作ったよジンのやつ……」
「仕方ないお人ですわね……」
なんでクルミもらってむくれてんだあいつら、クルミ嫌いなのか?
「じゃあ帰ろう!!」
「「はいっ!」」
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・
???
「学園に引き続きあいつも倒しちゃうなんて…なかなかやるじゃないジンとかいうの、興味出てきた」
「出たよエイカの悪い癖!独占欲強すぎるからやめときなって、ねぇルドルフ??」
「……………ジン」