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俺様に底辺同様の生活しろだと

作者: 天蛇K

注 このお話はフィクションです。

なんか誤字っぽい地名や職業等は誤字ではありません。なんかマジの誤字っぽくてもそれは仕様とか当て字なんだよきっと。

当然のごとく超有名台学に推薦入学で合格した俺様。


カス共は受験などといって必死に勉強なんぞするんだろうが俺様はそんなことをする必要はない。


なに? とかいいつつどうせ影ではコソコソ勉強やってたんだろ? だと。


やってねえし。


俺様の親はそこそこ金もってるから、んなもんやらなくても関係ねえんだよ。


大体なんら意味もない勉強なんぞやって時間を浪費しなきゃならん意味がわからんわ。


来月からはウザイ親から解放されて一人暮らしをはじめるのだが、親父が信じがたいことを言い出した。


「月々の仕送りは30万な」


「は?」


母親じゃないどっかの水風の女2人はべらせながら親父が俺様に言った。


「聞き違いか? 130万だよな?」


酒を飲んでるようなので言い間違いだろうが一応親父に聞き返す。


「いや、30万だ。だいたいお前ひとり放り込むのに3000万ほど使ってんだ。最近は相場が上がってんだとよ」


どうやら言い違いではなかったらしい。俺様はあまりの無茶な話に目の前が真っ暗になってしまった。


「ちょ、ま、30て、そんなんじゃ女の誕生日とか重なる月とか無理じゃん。てか遊びにもいけねえし。まあ生活費は別途ってのはわかるけど」


「いや、生活費込みの話だが」


「フェ」


あまりにありえないことをきいて俺様の脳がフリーズした。


「いやいやいやいやいやいやいや。ちょっと待ってくださいなー。いくらなんでも生活費は当然別途じゃなきゃありえないって。てか30で? そんなん1回分の食事代じゃん。マジで」


1回は大げさだがツレと食事にいけばそれぐらいは普通に2、3回で飛ぶ。いったい親父は何を考えているのだろうか。


「あのなあ、政務員とかは本当にそんなはした金が月給なんだぞ、いい機会だ、少しは底辺どもの生活も体験しておけ」


「それ意味ないって。底辺は底辺同士やってりゃいいんだよ。てか俺様話題の引きこもりニートになっちゃうよ」


「うーむ。それはそれで金がかかんなくていいかもな。身内にニートとか言っとけば税金対策にも使えるぞ。なにせ流行様だからな」


親父がわっはっはなどと笑いながらアホすぎるジョークを言った。まあこやつは本当にそんなことをやりそうで怖いが。



そんなやりとりがあって、翌日。俺様は酒の席のジョークだろうと一応親父に確認したのだが、きっちり覚えていた。まあ酒でどうこうなるような奴じゃないが、どうやらマジ話だったらしい。


で。


俺様は月30ぽっちで台学生活を送らなければならなくなった。


ありえん。


なにが足りない分はアルバイトでもしろだよ。


親父の息のかかったようなアルバイト先はそこかしこにあるが、どこでも日給で10万ぽっちが上限だとかぬかしやがった。


なんだよ1日の労働がたったの10万て。マジでどこの国のカスニート様なんだ。


だが親父が一度言ったことは覆すような奴じゃない、間違いでも言ってしまったことは何が何でも通す。それが親父が成功者と言われるゆえんでもある。


俺様はケータイフォンを取り出して今日会う予定だった女に電話をかける。


「なんか月30ぽっちで生活しなきゃならんみたいなんだが」


挨拶もそこそこに女に本題を切り出した。


「えー、なんですかそれ。不可能じゃないですか。でも貯金10億はありますよね。4年間ぐらいの話ならそれでなんとか……」


「貯金なんぞしたことねえし。カードも取り上げられてガチで詰んでるんだが」


「え、じゃあ本当に月に30しか使えないの? 冗談とかじゃなくて?」


「そうらしい。しかも生活費も込みでの話」


「……………………………。ごめんね。しばらく会わないようにした方がいいよね」


たっぷり1分間ほど沈黙したあとお決まりのお別れ定型句を言う女。


まあ当然だろう。もし俺様が女だったら速攻で切ってるわ。


ためしに他の女5,6人に電話して同じような話をした結果、全員ほぼ最初の女と同じような返答しかしなかった。


もうこれ以上続けるような精神力は持ち合わせていなかった。


「……マジでニートになるしかねえな」


とスマートフォンの登録番号を削除しながらスクロールして見ていたら覚えのない登録があった。


「政務員の貧乏人女www」


なんだこれこんな登録いつしたんだ。


まあいい俺様も貧乏人になったことだし、ためしにかけてみよう。


「先輩ですか、お久しぶりですね。というか電話かけてくれたの初めてですよね」


なんか後輩らしい。


「悪い、正直言うがどこで番号聞いたのか記憶ないんだ、それでかけちまったんだが迷惑だったか」


俺様とは思えないような言葉が出た。どうやらそうとうへこんでいるらしかった。


「あはは、正直ですねえ。でも私はそんな先輩が好きでしたよ。でもなんかちょっと違いますね、なんか元気ないような気がします」


「ああ、まあちょっとな」


と、話をしてみると、どうやら総校の部活の後輩だったらしい。そういやなんか地味っぽい後輩いた記憶があるがたしかそいつだろう。


金を知らない一般人と話すときは絶対に金がらみの話題は出さないことが常識なのだが俺様はもうどうでもよくなっていて普通に月30の話をした。


「え、えーと、月30万なら多分私のお父さんの月給より多いんですけど、やっぱり感覚が違うんだと思います。あ、いや、悪く言うつもりじゃなくて、私がおこずかい300とか言われるのと同じなんだな。ということなんだというのはわかります」


後輩の女があたふたしながらも言った。


「お前は何もわかっていない。こずかいとかそんな話じゃないんだよ。俺様は月30じゃ女とも遊べないんだぞ。てかさっきその話したらもう速攻で女に振られたし」


「そ、それは、なんていうか、ああ、仙派先輩のことですね。仙派先輩もたしかお嬢様でしたっけ」


仙派は先ほど話をした5,6人の中の一人だった。


「ちょっと上から目線とか言われるかもしれないですけど、そんなことで別れるとか言い出すぐらいなら最初から先輩のことは好きじゃなかったんだと思いますよ」


「はあ。だからお前、いやお前らは何もわかってないっつーんだよ。あーもういい。時間取らせて悪かったじゃあな」


「あ、待」


俺様は通話を切り、政務員の女の登録を削除した。


あーもうやっぱり底辺共はバカだ。てかもう死んでいいわ。


好きとかなんなんだそりゃあ、あほすぎる。漫画読みすぎだろ。


やつら女が求めるのは俺様の金でしかねーんだよ。俺様も見栄とかアレ以外で女なんかと付き合うわけねーだろ。


そう、金を持たない俺様、いや男など女にとってはゴミ同然なのだ。それをなんかおためごかしで好きだの愛してるだの一般人は言う。ほんと奴ら頭おかしいとしか思えん。


あーあもういいや。マジでニートになるわ。ニートつーとネトゲーだっけ? そんな話をどこかで聞いた気がする。


俺様はパソコンを立ち上げた。


ガングル先生でネトゲーとガングってみるとまじで腐るほど出てきた。


最初に出てきたパズル巨神龍とやらをはじめることにする。


なんかしょぼい絵だな。今どきのゲームはポリガノ? とかですごいんじゃないのか。


と思いつつゲームスタート。



1年後。


「親父頼むから10万くれ」


「あん。一日働けよ。てかマジで台学行かねえでニートになりやがった」


親父が頭を抱えながら俺様を汚いものを見る目で見てくる。


「働いてる時間なんてないんだよ。俺様のワンダーが負けたんだぜ、ありえねえだろ」


「あー、パズキョか、目の付け所はさすがにいいな。といってもあの手の商法じゃ2,3年が山場だろうな。出資契約に関しては慎重にならんとな」


親父が見当違いのことを言い出した。なにを言ってるんだこやつ。商売なんぞどうでもいいだろうが、それより俺様のワンダーの強化の方が重要すぎるだろ。


「だからワンダーの右肩の装備が悪かったんだ、超重力ブラステカルキャノンかセブンスヘルサンダー砲あたりに付け替えてーんだよ」


「あー、なるほどな、2,3年の短期間だけにしても爆発力があるわ、これは儲かるな。会社立ち上げてみるか」


親父がまたも見当違いのことを言い出した。


「てかまじで俺様のワンダーをだな……」



いや、確かに勢いで書いたんだが、なんでコウナッタ? なぜnetoge出てきた?まあ途中から続きが思い浮かばなくなってこうなったんだが。

ま、まあこれはこれで。

ガクッ

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[一言] 続編まってます
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