日記 25 ☼
❀ ✧0.006-02
ᵕ̣̣̣̣̣̣ 日記 25 ☼
朝の光は重く垂れ込めた雲を突き抜けられず、窓硝子に雨粒がぱらぱらと打ちつける音で私は目を覚ました。海辺の村の静けさは、激しい嵐の到来によって破られていた。この日はいつもとは違った。だが義務は呼んでいた。再び荒れ狂う海に立ち向かわねばならなかった。
家族のためにと決意し、私は厚着をして、肩に防水の外套をきつく巻きつけた。普段は穏やかな海も今は荒れ狂い、波は岩だらけの岸に打ち寄せ、大自然の力をこれでもかと見せつけていた。
外へ出ると、風が細い路地を吹き抜け、雨戸を揺らしながら、塩気と不安を含んだ匂いを運んできた。私は海岸へと歩を進めた。胸は期待と、ほんの少しの恐れに高鳴っていた。嵐は海を荒々しい獣へと変貌させており、その表層の下に潜む危険を私はよく知っていた。
水際にたどり着くと、一瞬ためらった。危険を思えば当然だった。だが家族を思う心と、自分の強さが恐怖を上回った。深く息を吸い込み、私は荒れ狂う海へと踏み込み、凍りつくような水が肌に噛みついた。
嵐は容赦なく荒れ狂い、雨は針のように顔を打ちつけ、突風は足元をすくおうとした。それでも私は進み続けた。注意深く荒海を渡り、全身の感覚を嵐の潮の満ち引きに合わせた。
水面の下では、かつて静謐だった世界が濁り荒れる領域へと変わっていた。視界は限られ、生き物たちは渦巻く流れの中に身を潜めていた。私はひるまず、さらに深く泳ぎ、慣れた strokes で深みへと進んだ。
降りていくにつれて圧力が高まり、鼓膜を押し潰す。海の巨大な力を思い知らされる。普段は鮮やかな色で迎えてくれる魚たちも、いまは裂け目や洞窟に隠れ、その姿は稀で、かすかなものだった。
嵐の轟きが水中に響き渡り、ほかのすべての音をかき消した。怪しげな静けさとくすんだ色合いが私の心を試したが、それでも耐えた。家族のために獲物を得ようという思いが、私を前へ押し進めた。
時が過ぎるごとに肺は空気を求めて痛み、身体は自然との闘いに疲弊していった。だが疑念が飲み込みかけたそのとき、銀色の閃きが目に入った。群れをなす魚たちが、陰鬱な水中で鱗を光らせ、一糸乱れぬ動きで泳ぎ抜けていた。その姿は、しなやかさと団結の証だった。
その不屈の精神に励まされ、私はさらに力を尽くした。水面下にとどまる時間を延ばし、指先で海の恵みを巧みに掴み取った。筋肉は悲鳴をあげていたが、屈することはなかった。
ついに体力が尽きかけたとき、私は水面に浮上し、荒く息をついた。雨と海水が顔に混ざり合った。収穫を胸に抱え、岸辺の安全へと戻った。身体は疲労困憊していたが、心は勝利に満ちていた。
家へ帰ると、母とチョウが心配そうに迎えてくれた。その瞳には安堵と誇りが映っていた。二人は私を温かな毛布で包み、冷え切った身体を愛情をこめて世話してくれた。賞賛と感謝の言葉は、疲れをすべて洗い流し、代わりに深い充足感を満たした。
外では嵐がいまだ荒れ狂っていたが、私たちは寄り添い、互いの存在に慰めを見いだした。唸る風と打ちつける雨は、私たちの中に宿る不屈の精神を思い起こさせた。そしてその瞬間、嵐の猛威にもかかわらず、我が家は聖域となり、嵐の中で温もりと愛を灯す灯火となった。
【とじ✿】♡




