エピローグ
バチクソに趣味で書いた物です。みなさんが楽しめるように頑張って行きたいです
僕の名前は高校三年生の伊藤 晴異世界物や不思議な科学が大好きな少年!一応小・中学校時代は神童とまで言われ周囲から褒められ甘やかされてきたそのせいで性格は周りを見下し自分の手駒としか思っていなかった。
何をしても自分が周囲より優れてる。そんな価値観を持ち周りに接していると当然恨みを買う。その歯止めになる筈の両親は、気づいたらもういなかった。
母親は僕が産まれた時にはもういなく、父は母を失った悲しみに心を病み、犯罪を犯し今じゃ豚箱の中で罪を償っている。育ててくれた義母義父は、これまたひどく僕を金のなる木としか思っておらず僕を意のままに動かすため虐待は日常茶飯事好きな事物は全部奪われた。僕は周りのためだけに動く人形に過ぎなかった。まぁそんな風に生きてきたせいで親の愛情は知らない。
話は変わるが僕には仲の良い女友達がいる。いや、いた。
その子はこんな僕にも優しく接してくれる唯一の存在だった。僕はその子に少なからず好意を持っていてもしかしたら彼女ならこんな僕をこの地獄から救ってくれるかもしれない。
けれどその願いは叶わなかった。その子は死んでしまった。死因は窒息死。僕の恨みを持っている奴らがその子に襲いかかり、その子は、犯され殴られ、略奪され人間の尊厳を踏み躙られストレスで首を吊ってしまった。
もちろんそこ子を死に追いやった奴らは僕がこの手で始末した。けれど心は晴れない。もうあの子は居ないから、
自分が優しく丁寧に接しているつもりでも周りは僕から距離をとる。僕に関わりを持つとその子が死ぬ。そんなつまらなく苦しく死にたくなる日常を送っていた冬の学校の帰り道日。
僕は背後から刺された。
僕は前に倒れてしまた。思いの他深く刺さっていたせいで痛みや恐怖などは不思議と余り感じなかった。恐らく刺してきたのは今まで僕が報復した奴らの仲間だ。そいつは僕に刺さった刃物をなん度もなん度も刺してきた。辺は血で染まり、たまたま降ってきた雪が僕の体を冷やす。
刺された動けないままでいると意識が朦朧としてきた。(あぁ、これだめなやつだ・・・)刺されたふきんはもうすでに何も感じなくなってしまった。晴は自分に因果応報だと言い聞かせる。
けれど、けれど心の感情がおさまらない。あんなにも、あんなにも死にたいと思ったのにもう良いと思ったのに自分の心が、体がそれを拒否する。(今まで散々酷い事をしてきたの助かろうなんて虫がよすぎるな、)
晴に残された時間はもう少ない、けれど晴は最後の最後に初めて自分の願いをする。
(もしも、もしも次があるのなら今までやって来た過ちを償い自分のやりたい様に自分の意思のまま生きて周りを大切にしたい、、)
晴は天に祈りながら段々と意識を永遠の闇に手放した。
『、、たに』
何かが頭の中に聞こえてくる。
『貴方に、』
女性の声だ、何処かやさしく母性を感じる声だ。まるで冷え切った僕を温めてくれるような、、
『貴方に神のご加護があらん事を、、』
次の瞬間僕は目を覚ました。
気怠さを感じながら周りを見渡すと中世の古風な感じの家作りで高級そうな家具が並んでいた。確か僕は襲われて背中を刺されて、、って事はここは病院かな?そんな事を考えながら自分の寝ているベッドを見ると僕1人しか寝てないのにありえないくらい大きく、ゆうにキングサイズを超えているのでは?と思うほどだ。
自分のすぐ右を見ると優しい雰囲気のアメリカンな美女メイドがいた。
なるほどメイドか、、えええぇぇメイドォォ!?なんで!?どうして!?ここ病院だよね!?一体どんな変態オーナーが経営しているんだ?
メイドを見て驚いていると隣で看病していたメイドが口を開きいった。
「お、お目覚めになられて何よりです。アザード坊っちゃま。」
「あ、ありがとう?」僕がありがとうと言うとメイドはとても驚いたかをしていた。ここで少しの違和感に気づいた。アザード?僕は晴だぞ?うんぅ?
「ぼ、坊っちゃま?僕が?」恐る恐る聞いてみるとまさかの答えが返って来た。
「はい、坊っちゃまは、64代目当主テゴス・ヴァ・レイランスの息子で次期当主のアザード・ヴァ・レイランス様です」
、、、は?????混乱していると知らないもう一つの記憶がでてきたその記憶は僕の物では無くアザードと言う者のの記憶、その記憶の中で答えを出すために必要な物があった。
この体では昔からアザードと呼ばれて来た。けれども僕自身は、別に晴と呼ばれていた。つまりだ僕は晴の記憶とこのアザードの記憶を持っているそして僕は背後から刺されて死んだ(はず!)なので、恐らくこれは、、転生だ