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28 ぷー生活とはなんぞや



 はい、こんにちは。

 前回の「主夫とはなんぞや」を更新してから、そんなに日も経っておりませんが、ご報告することができましたので早速アップすることにしました。


 ダンナ、このたび幸いにもとある会社に拾ってもらうことができました!

 ばんざーい。


 前回のあの悪夢の150連敗はいったいどうしたことか。

 それだけ、今は世の中、人手不足やということなんでしょうか。

 もしかして向こうの社長さんがこの「ぽっちゃり」を読んでいて、「つぎにぽっちゃり色白、小柄なおっちゃんが来たら絶対ゲットや!」とか思ってくださっていたなら嬉しいのですが。

 おばちゃんモードやけどコミュニケーション能力はたこおまっせ! ちゅうとこを買ってくださっていたら嬉しいですなあ。

 って、そんなわけあるかいな。


 5月末で離職して、こっちの扶養に入れる手続きやらなんやらがやっと終わったかと思ったらもう次が決まってしまいました。こっちの事務方の若い女性には非常に申し訳ないことになってしまいましたです。

 あっちこっち走り回ってくださったのに、Kさんすんません、ほんますんません!!

 憂さをはらすのでしたら是非ピンヒールでも履いて、ぽっちゃりの腹肉でもぐりぐりしてやってください。Mなので喜びます。

 ちがうか。


 結局、ダンナが実質「ぷー」でいたのは三週間もありませんでした。

 まあ、ともあれやれやれです。

 「捨てる神あれば拾う神あり」とは言いますが、まさにこれです。

 今度の社長さんは、ダンナの話を聞くかぎり、そんな変なお人ではなさげ。引きニートさんたちを何人も引き取ってちゃんと働かせてはる人らしいし、人徳ありそうやないですか、ねえ?


 そんなわけで、ダンナ、おかげさまで本日から新しい会社に出勤することになりました。

 それもこれも、皆様からお優しい励ましのお言葉やら、ご感想などをいただいたお陰です。いつもダンナも嬉しそうに読ませていただいております。

 ダンナもみなさんの「俺もそうでした」とか「ヨメから『主夫やるか?』って言われてました」とかいう赤裸々な体験談をお寄せいただいて、どんなにか精神的に救われていたことかと思います。その節は、ほんまありがとうございました。


 で、ですな。

 今回、声を大にして言いたいのは、前回の「ぷー生活」と今回との違いについて。


 前回はほれ、私もただの専業主婦(というにはちょっと疑問も多いけども・笑)をやっていまして、ダンナと二人して家にいましたよね。

 でも今回は、私も平日は出勤する身になりまして、ダンナはそのあいだ一人でお留守番ということになりました。娘は当然、学校ですしね。

 前回もちらっと書きましたが、ダンナ、もうそれが寂しくて寂しくて耐えられんらしい。

 例のお船の女の子たちの出てくるシミュレーションゲームを私の分まで代わりにやってくれておりましたが、それも終わると、しーんとした家の中に一人でいるのがもうどうにもこうにもイヤみたいで。

 ひとりでご飯食べたって、ちっともおいしくない。

 だから午後になったらもうベッドへごそごそもぐりこんで、スマホでゲームなんかしながら、ひたすら私が帰ってくるのを待っている。


 あかんやん、なんや人としてもうあかんやん。


 だから今回は就職活動を頑張った……のか……?


 って、だから!

 私が家にいて、楽しかったからなかなか就職決まらんかったっていうオチなんか!

 よう分からんわ、もう。


 私が疲れて帰って「ただいま〜」と声をかけると、寝ていて声がしないか、ベッドルームから「おかえり〜」とひょろひょろした声が返ってくる。


「ごらあ! また寝とったなあああ!」

 と言うと、

「だってひとりやと寂しいんやもん! な〜んもすること、ないんやもん!」

 とすかさず言い返されてしまう。

 呆気にとられる私。

 ほんま、私とはえらい違いや。

 

 私はあれです、小説や絵なんかもかくもんで、できればひとりの時間は大切にしたいほう。

 家にだれもおらんでも、「これで集中してばりばり小説が書けるぜ!」ぐらいな勢いで、「寂しい」の「さ」の字もありません。

 こう言うと、ダンナに「なんでそんなんやの? ひどい!」って責められるんですが、まあほんまなんやからしょうがないわなあ。


 こないだなんか、平日の朝に「ほな、行ってくるから」言うて仕事いこうとしたら、ほんま不思議そうな顔で「え、どこへ?」って聞かれたし。

 せやから、仕事やっちゅうねん!!

 今日はまぎれもない平日じゃ!!


「だって寂しいねんもん」

 って、その一言でなんでも片付けるなあ!


 と、そういう話をしたら、


「わ〜、ええなあ。そういうのええわあ」

「なんやノロケられてもたわあ!」


 と、同僚の体育のごつい先生がたに笑われてもたし。

 あああ、遂にリアルでも言われてしもうた。

 もうあかん、あかんやつやこれ。

 何がノロケで何がそうでないか、私もわからんようになってるかも。


 まあそんなわけで、なんとか就職決まりました〜、っちゅうご報告でした。

 何度も言いますが、みなさんほんまにありがとうございました。

 みなさんの上にも、またいい話が沢山降りますように!!




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