表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
274/301

274 ぶっこ抜かれますとはなんぞや

 

 はいこんにちは~。

 今回はちょっとアニメネタ。よろしかったらお付き合いくださいませ。


 うちのダンナ、たま~に色んなアニメキャラの物まねをすることがありますんですが。

 まあアレやね。そもそもオタクで煮しめたような夫婦なもんで、アニメネタは鉄板中の鉄板。特に古いやつ。マジンガーZとかデビルマンとかボルテス(ファイブ)とか、まあそっち系の話題には事欠かんのが我が家でございます。


 ほんで。

 その日はなんやったかっちゅうと、確か夕方で、そろそろ一日の疲れが出かかっている時間帯やったんかなと思います。


「ア、アア……アアア……」


 とダンナが突然言い始めた。

 どうやら「疲れた」を表現したいらしきモノマネである。

 もちろんわたくしはピーンときました。

 ビシッと指さしてひと言。


「いやそこ。なにカオナシのモノマネしとんの」


 そう、カオナシ。

 カオナシといえばあのジブリの名作「千と千尋の神隠し」に出てくる有名なキャラクター。

 冒頭、ほとんど声を出さない、真っ黒な怪異のキャラクターなんですが、話が進むにつれて次第に声を出すようになり、最初のうちのセリフ(?)がこの「ア、アア、アアア……」みたいな感じなんですよね。いやまあ、これをお読みになっている方のほとんどは「ああ、アレね!」って思って下さると思ってますけども!

 ほんで。


「そんな、『ア、アア、アアア……』とか言うてもなんも出ぇへんで。っちゅうか、カオナシやったらもらうんやなくて『ほら、欲しがれ』って言う方か」

「せやね」


 ほんで、金品やらなんやらを欲しがる強欲な者を取って食う、そんな怪異がカオナシなわけなんですが。主人公の千尋ちゃんは強欲な汚い心はもたない頑張り屋さんの少女なので、決してその毒牙にはかからないっていうね。

 しかし。


「いや、アカンな。カオナシはともかく、私は〇さんには一発でぶっこぬかれてまうな……うおおおお!って」

 そうしてダンナに襲い掛かるマネをする。

「ふひっ」


 ぺろっとシャツをめくって、魅力的なお肉につつまれた腹をちらちら見せてくるダンナ。いつものように調子に乗っております。

 しかしそうとはわかっていても、「うおお!」と一発で釣られるわたくし。

 アカン、ほんまにアカン。

 ここまでくると本能やから、もうどうしようもない。


「まあどっちみち、世界中で釣られるん私ひとりやろーけどもー」

「ははは、せやねえ」

「唯一無二っちゅうやつやからねえ」

「そーねー」


 てな感じで、いつものようにダンナに笑われましたとさ。

 ……いやまあ、今回そんだけなんですけども(苦笑)。

 ではでは、またです~!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小説家になろうSNSシェアツール
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ