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197 部屋ちがったらさびしいとはなんぞや


 はいこんにちは~。

 なんやもう今年のGWも終わってしまいましたねえ。みなさまは楽しい思い出がいろいろできましたでしょうか。


 さてさて。大学に入ったムスメはオタ活のためにバイトを入れ、私は私で仕事やらなんやらで家をあけていることが多い今日このごろ。

 今週末は三人でインド料理のお店に行ったりもしたんですが、日曜日はムスメも私もちょいと用事がありまして。


 ムスメは学業関連なのですが、わたしは個人的に観たい映画があったもんで……「EOイーオー」っていうロバが主人公のポーランド映画なんですがね。

 いやよかったですよ。なんや色々考えさせられましたわ、人間がいかにほかの動物をただただ自分たちに都合のええように使ってるだけかって見せつけられる感じが……。セリフほとんどないんですけどね。当たり前やけど。ロバ目線やし。


 まーた話がどっかいってもーた。

 えーと、そうそう。

 ほんで、映画は午前中やったもんで大体お昼12時ごろには帰宅したんですけども。ムスメも出かけてるし、当然、ダンナがひとりでお留守番やったわけですが。


 家に入ったとたん、しーんとしてて暗い。

 「ん? これはまた……?」とぴーんとくる私。

 なんちゅうて、とにかくダンナはさびしがり屋さん!

 ひとりでぽつんと家にいるとか耐えられへん体質。まあリモートワークのときはひとりなんですが、その時は仕事してるから耐えられるらしい。

 ほんで、仕事もないしひとりで家におるのはどうにもこうにも耐えられへん。

 で、なんか言うたらすぐ寝てまう。

 テレビとか見とこう、とかあんまりならへんみたい。


 私自身、わりとひとりの時間を大事にしてるタイプなもんでダンナの寂しさの本質は理解できてへんとは思うんですが、いやそれにしてもひどすぎへんかい?

 寂しいからてすぐ寝てまうとかさあ。

 

 ほんでその日、お昼は一緒に、例のインド料理のお店から前日お持ち帰りしたビリヤニとチーズナンをいただいたんですが。

 おなかがいっぱいになるとすぐ眠くなって、ちょっとお昼寝でもしようかとベッドに向かうわたし。

 ちょっとするとすぐ、あわててダンナがやってくる。

「さびしいやん! もう!」って言いながら(笑)。


「いやさびしいって。おるやん、家に!」

「部屋がちがうもん! 部屋がちがったらさびしいの!」

「……ああそう」


 脱力。

 もう脱力するしかない。なんじゃそりゃ。

 だってやで?「部屋ちがう」言うたかて、すぐ隣やで?

 しかも(ふすま)やし。その襖かって基本的に開いとるし。

 まったくもう!


 え? そのあとどうしたかって?

 もちろん一緒にベッドですやすやお昼寝しましたとも!


 ちゃんちゃん!

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