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186 「メガネ新調!」とはなんぞや


 はいこんにちは~。

 今回はメガネのお話。

 というのもダンナ、ちょっと前に私になんの相談もなく自分用のメガネを買うてきたことがありまして。なんや、とにかく安さを売りにしてるお店だったみたいですが。


 まあ別に「相談もなく」のところはエエし、似合ってたんならノープロブレムやったんやけど。

 買うてきたブツがアカンかった。

 いや「わたし的に」なだけやけどね。


「なんっ……その、おじいちゃんみたいなメガネは!」

「え? そう? ええやん、安かったんやから」


 いや安ければエエてなもんとちゃう!

 それまでかけとったんは銀縁のわりとスタイリッシュな感じのメガネ。せやけど今回のは色目もデザインも妙に野暮ったくなったし、なによりめちゃくちゃ更けて見えるやつやった(あ、デザインした人ゴメンね。ダンナには似合わんかっただけやと思うから許して~)。


 なんでひと言相談せえへんねん!

 勝手にほいほい買ってくるし!

 わたくし、安くても似合わへんもんは許せん派。まあ収入の身の丈というもんがあるんで、それに合ったもんを入手すんのは定石としてもやで。


 特にダンナにはもうちょっとこう……可愛いのんのほうが絶対似合うのに!(※注 私個人の感覚です・笑)


 てなわけで。

 先日、ちょうど一緒に皮膚科に行くことになってたもんで、ついでにメガネ屋さんに連れていきました。

 前々から「あ、ここのお店はなんかおしゃれ。よさそうなフレームあるやん」と目星をつけておったお店でした。


 あれこれ見てたら、すぐに店員さんが寄ってきはる。


「どんな感じのをお探しですか?」

「可愛いのを(キリッ)」


 即答する私。

 ダンナのために何より「可愛いもの」を優先するヨメ、それが私(笑)。

 そのままダンナのメガネを示して言いました。


「今のコレがあまりと言えばあまり……なものでっっ!」

「ああ……」


 店員さんがダンナのメガネをご覧になってうなずく。


「こちらはちょっと、お客様のお顔の幅には少し大きすぎるみたいですね?」


 せやろせやろ?

 顔の脇から縁が不自然に突きでてるみたいやろ? 形かって可愛くないし!

 私はあの世界的に有名なファンタジー小説(映画にもなりました)の主人公である魔法少年のメガネみたいな可愛いのがええのんです!


 と思ってあれこれ探し、店員さんがお勧めくださったものの中から特にダンナに似合っていて可愛いのを選んで購入しました。

 これひとつでだいぶ若く見えるようになりました。メガネ大事。


 実はレンズのグレードもええのにしたんで、かなりお値段はったけど、まあ還暦のお祝いも兼ねてるし。毎日体につけて使うもんにはお金かけた方がええと思うんよね、私は。

 私を含め強度の近視の人は特にですが、「メガネ族」はメガネなしでは生きていかれへん生きもんですやん? 起きた瞬間から掛けてて、ラーメン食べるときとかお風呂入るとき以外はずーっと寝るまでつけっぱなしでしょ?


 てなわけでだいぶ奮発しましたが、満足のいく「かわよ」なメガネをゲットできて、私はひとりホクホクでした~。


 ダンナは「やっぱり●さんはオトコマエや」と私のお金の使い方にいつも通りのご感想を述べておりましたけどね。

 ふはははは(魔王笑い)。


 でもアレやで。

 ダンナにはすでに家事のほとんどをやって頂いている身。

 本気で家事と育児のプロフェッショナルを雇うたらこんな金額では済まんのよ。

 ましてや配偶者にはプラスアルファのいろんなことも付随するわけでしょ?

 こんなんボーナスにもなりませんがな。


 てなことを、その夜のお風呂で話しておきました。

 ダンナ「そうかあ……」と納得顔。


「ほな、もっと家事がんばらなな~」

「いやいや、もう十分やっていただいてるので! これ以上がんばらんでええのよ~!」


 とも言っときましたとさ。

 ちゃんちゃん!


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