182 緑の○○星人とはなんぞや
こんにちは。
いやあ、なんや急に寒うなりましたね。もうあとちょっとで今年も終わりっちゅうタイミングになって参りましたし。いろいろ焦るわあ。
そうや、年賀状や! まだなんもやっとらへーん!
さてさて。
これまで我が家では、あんまりお風呂に入浴剤を入れるっちゅうことがなかったんですが。あ、たま~に柚子とか、柑橘類の皮を入れることはあったんですけどね。あったまってええですよね、あれ。
ほんで。
先日ダンナがいつものように先にお風呂に入っていたところ、遅れて入っていくと、なんやお湯が緑色になっとった。
「ん? なに? 入浴剤いれたん?」
「うん」
「へ~珍しい」
うれしそうに緑のお湯に沈んでいるダンナ。
白いお肌が緑のお湯でほんわか緑色に染まって見える。
私もそろそろ~っと隣に入ります。なるほど、いつもよりもお湯が熱い気がするな。
実はわたくし、実家ではこういうものをお湯に入れるんがキライな人間がおったもんで、あんまり入れた経験がないのです。
「どうしたん」ときかれて、「いやべつに」と答える私。
なんや熱いので、湯舟にじわじわ~っとしか入られへんのです、実は。
入浴剤どうこう関係なくても、冬場はこういうことが多いんですわな。
いつものことなんでダンナ、面白がって私の両肩をがしっと上からつかんで湯舟に押しこもうとする。
「ふぎゃあ! やめんかーい!」
ぐぐぐ、と手に力がこもる。
「入りなさい。肩までつかりなさい」
「つかる、つかるやーん! 自分のタイミングでじわじわやっとんねんからほっといてー!」
これもいつもの私の叫び。
あんまりいつもいつもやるもんで、最近は押し込もうとすると同時にダンナのち○びをきゅっと両手でつまんで、押さえてくるのに合わせてぎゅーっとひっぱるようにしています。
「はううっ」
と、自分の胸をバッテンで抱きしめて湯舟に沈んでしまうダンナ。
そうなることがわかっとんのに、なぜやめんのか。まったくもう。
「なーんや、そうやってると緑色の人みたいやな~。ほらおったやん、ドラゴン○ールの緑の人。ピッコ○さんとか」
「ああ、うんうん」
「あ、でもアナタはピッ○ロさんやないな。ほら、もっと小さくてぽっちゃりした人がおったやん」
「あー、あー。おったねえ」
「ちっさい少年の人やなくて、もうちょっと大きい……」
「うんうん。名前なんやっけ」
まああのマンガに出てくるナメック星人はみんな緑色やけどね。
お風呂からあがって調べてみたら、うっすら記憶してたんと違うてダンナよりずっと目つきの鋭いキャラクターやったみたい。
「ああ、ちょっと違うかな~これは。ダンナはもっと可愛い系やし」
「うふふ」
隣にいたダンナがによによしている。まあいつものことや。
そしてもちろんというかなんというか、緑色であろうがなんであろうが、お風呂に入ったとたんに私がダンナをモミモミしてたのはいつものことでした~。
ちゃんちゃん。





