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ゴロツキに襲われた部下を見つけました。

霧華は武官としてはまあまあだが。

容姿は可愛いしヤバイんだよな。

エリック辺りがな…。


「会計してくるからまってろ。」

オレは言った。

「はい、隊長。」

霧華は微笑んだ。

これじゃデートだろう。


なまじな男より可愛いってなんだ?


まあ、少しなら、一人にしても…。


「よー、兄ちゃん可愛いな♪付き合ってくれよ。」

帰ると霧華はゴロツキに絡まれてた。

「お断りします。」

霧華が冷静に言った。

「お高くとまるんじゃねえよ。」

ゴロツキが霧華の手首を持った。


あー、助けにいくか?


「お断りします。」

霧華は言った。


おい、今どうやった?

ゴロツキが倒れたぞ?


「この~いてじゃねーか!」

ゴロツキがわめいた。

オレの出番か?


おい、霧華……出番なしか。


「覚えてやがれ~!」

ゴロツキがワンパターンのセリフを言って去っていった。

「覚えません。」

霧華は言った。


可愛くてもシェルの武官か…。

見事な蹴りだった。


「隊長、おかえりなさい。」

霧華が微笑んだ。

「おお、帰るか。」

オレは言った。


思わず、あれを見ても手をつなぎたくなる

可愛さだ。


「大丈夫だったか?」

オレは言った。

「見てたんですか?」

霧華が恥ずかしそうに言った。

「ああ、見事な体術だった。」

オレは言った。

「五十嵐の師匠に護身術は教えてもらったので。」

霧華が言った。


なるほど、かの有名な

五十嵐道場に通っていたのだな。

羨ましいな。


「そうか。」

オレは言った。

「隊長、いくらですか?」

霧華が言った。

「別に良いぞ、おごりだ。」

オレは言った。

新人のころよく隊長におごってもらったしな。

「だめですよ、お金はしっかりしないと。」

霧華が言った。

なんてかたいやつなんだ。

「…いいっていってんだ。」

オレは言った。

「……わかりました、ごちそうさまでした。」

霧華が言った。

ため息ついたなお前。

おごってもらって何が不満なんだ。

「その代わり、手をつながせろ、あぶなくてしょうがない。」

オレは言った。

「からまれただけですよ。」

霧華が手を出したからつないだ。

案外しっかりしてる。

まあ、戦闘訓練の毎日だからな。

「ああいうゴロツキによく絡まれるのか?」

オレは言った。

「からまれませんよ、知ってるじゃないですか、騎士団詰所と寮の往復だって。」

霧華が言った。

「まあ、そうだが。」

オレは綺麗な三日月を見ながら答えた。

霧華は歓楽街は誘われないとこない。


「あの、お店よくいくんですか?」

霧華が言った。

「団の連中が案外いただろう?」

オレは言った。


あそこは第二騎士団のたまり場だ。

まあ、海の馬亭で悪さをする団員はいないだろうが。


「美味しい料理を安くがコンセプトなんですね。」

霧華が言った。

「確かにな、そんなこと考えた事はなかったが。」

オレは言った。

「マンゴーミルク美味しかったです。」

霧華が微笑んだ。


こいつのこう言うところがはまる理由だろう。


「お前、軽いカレーでものめんのか?」

オレは聞いた。

「無理です、辛いのあんまり得意じゃなくて。」

霧華が言った。

カレーが飲めたところで男っぽいのは変わらんが。

少しは団員どもには女だとアピールできるんだがな。


まあ、いいか…。

オレが付いてれば大丈夫だろう。

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