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求人票はしっかり読みましょう

別にシェル王国でいいんですよ。

就職さえ出来れば。

まあ、しっかり読まなかったんでびっくりしましたが。


「そういや、お前みたいな、基本おしとやかな女がなんでシェルで武官なんぞしてるんだ?」

訓練のあとシャワーを浴びてるとジャックに

聞かれた。

「おしとやかじゃないですけど、求人表しっかり読まなかったらしいです、当時シェル王国がこう言うところって知らなかったし。」

私は言った。


うん、決めては、ずばり!

武官募集とほとんど女性の職場です。

かな?男性苦手じゃないけど。

女性ばっかりの方が

キラキラして楽しいよねって

思ったのが運のつき。


ええ、何故か実質男らしい女性たちに

囲まれた職場です。


「霧華、気を付けろよ、お前、男並に可愛いんだからな、襲われないようにな。」

ジャックが言った。


おい、どうすりゃいいのさ。

襲われるって女性にだよね。


「気を付けるっていわれても…。」

私より強い人だよね。


「まあ、カレーでものみに行こうぜ。」

ジャックがなぐさめるように言った。

「私はココナッツミルクがいい。」

私は言った。

「おい、そんなんだから可愛い言われるんだぞ。」

ジャックが言った。


別にココナッツミルク飲んでもいいじゃないですか。


ちなみにカレーはのみものです。

冗談でなくそうです。

まあ、日本のカレーでなくて、

ハーブとか香辛料を効かせたカレーと

呼ばれる飲み物なんです。

主に女性が飲みます。

アルコールは入ってないです。


逆に男性はココナッツミルクとか

フレッシュジュースなんだよね。


南国なんで、果物美味しいんです。


「カレー苦手なんだよね、マンゴージュースでもいいや。」

私は言った。

「お前、絶対襲われるぞ。」

ジャックが真剣に言った。


嫌だなぁ、早々襲われるわけないじゃん。


「海の馬亭のカレーは最高だな♪」

アルス隊長が言った。

なんで一緒に来てるんだろう?

「そうですね、海老のから焼きも美味しいし。」

エリック・セスルアが言った。

「サーモンフライのオーロラソースがけ最高だな。」

ジャックがカレーを飲みながら言った。

「アサリのガーリック蒸しもいいよね。」

ノフィット先輩が言った。


なんでこんなに大所帯で来てるのですかね。


「やっぱり、マンゴーミルクかよ。」

私が飲んでる飲み物をみてジャックが言った。

「まあ、人それぞれだし、霧華にあってるよ。」

エリックがカレーさわやかな海を飲みながら言った。


「まあ、霧華が早く海馬ケルピに乗れる事をいのって乾杯だ。」

アルス隊長がわけの分かんない事を言った。

「まあ、そうですね、海馬ケルピは霧華が大好きなのに、霧華が海馬ケルピをおそれてたら可哀そうですしね。」

ノフィット先輩が微笑んだ。

「海の海馬ケルピだからいいんだぞ、川の川馬ケルビなんて気が荒くてすぐ沈めにかかるんだからな。」

アルス隊長が言った。

まあ、海馬ケルピは比較的おとなしいですよね、淡水も大丈夫らしいし。

川馬ケルビは荒いけど、近衛騎士は乗ってるらしい。


「霧華の槍の腕前はすごいよね。」

エリックがサーモンフライを私のまわしながら言った。

「お祖父ちゃんが名手なんです。」

私は言った。


お祖父ちゃん…いきててビックリです。

何千年たってるか…。


まあ、いいですけど。


「そうか、期待の新人、オレと一緒に帰るんだぞ。」

独身なアルス隊長が言った。


そのためにきてくれたのかな?


「僕が送りますよ。」

エリックが言った。

「……なに言ってやがる、隊長に任せやがれ。」

ジャックが海老の殻をむきながら言った。


まあ、隊長と寮が一緒何だから帰るけどさ。

送られるのってシェル的に女はOKなの?

情けないことなんじゃ…。

まあ、いいですけど。

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