日常生活を送りましょう?
ジャックにお礼言わないとね。
今日も仕事を頑張るぞ。
騎士団の詰め所で日誌の確認していると
ジャックが出勤した。
「おはよう、ジャック。」
私は言った。
「ああ、霧華か…おはよう。」
ジャックが元気がない。
「どうしたの?調子わるいのですか?」
私は言った。
「鈴菜が、王宮に嫁に行くことになった。」
ジャックが呟くように言った。
鈴菜さん…嫁に行くんだ、婿とりじゃ無くて?
「そうなんですか。」
それとジャックにどういう関係が?
「オレにウェルピーナ家の跡取りのお鉢が回りそうなんだ!冗談じゃない!今さら、家業なんぞ継げるかよ!」
ジャックが叫んだ。
そ、それで、この間から休んだり、元気がなかったりしてたんだ。
「ジャック、落ち着いて?」
私はジャックの肩を撫でた。
「霧華~、どうしよう~。」
ジャックが抱きついてきた。
ああ、自分より、大きい人支えるのキツい。
「おい、ジャック!お前まで、霧華を!?」
海馬の様子を見に行ってた隊長が
慌ててよってきた。
「違います、大丈夫です。あの、ジャックは落ち込んでて…。」
私はジャックの背中を撫でながら言った。
「霧華~、いいにおいがする。」
ジャックは言った。
ねぇ、ジャック、これ以上密着すると、隊長がなんか怖いよ。
「女なら、覚悟を決めて家業を継げ、霧華から離れろ!」
隊長が実力行使に出た。
力ずくで私からジャックを離した。
「隊長、冷たい。」
ジャックが恨みがましい目で言った。
「お前は誇り高きウェルピーナ家の女だろう?霧華は女にしてはか弱いんだ、すがってどうする?」
隊長が言った。
「霧華の方が槍術は上です。」
ジャックがふてくされたように言った。
「まあ、それはそれ。」
隊長が言った。
「そうだ、霧華、またきてオレのヘッポコぶりをご当主に話してくれ、他にも従姉妹はいるんだから、そっちを推薦する。」
ジャックが言った。
「…ジャックはヘッポコじゃないよ。」
私は言った。
「そうだな、霧華の面倒見てるうちしっかりしてきたしな。」
隊長が言った。
うん、たよりになるしいいんじゃないかな?
「オレ、生涯一武官として送りたいんです。」
ジャックがきっぱり言った。
格好いい、さすがジャック♪
「…お前は確かに霧華が来る前はヘッポコだし、ややちゃらんぽらんだった。」
隊長が腕を組んで言った。
「そうですよ、そんなオレがウェルピーナ家なんてつげっこありません!」
ジャックが言った。
「お前は成長した、霧華はオレに任せて、お前は安心してウェルピーナ家を継げ。」
隊長が言った。
わー、なんか隊長も物語のヒーローみたいだ。
女性だから、ヒロイン?
「隊長、霧華ちゃん独占禁止です。」
エリックが出勤してきた。
今日もミツアミは健在で
婚約者に捨てられてないらしい。
「お前、まだ、霧華の事を…わかった特別特訓してやる。」
隊長がエリックに言った。
恐ろしいよ、隊長の特訓、しかも特別?
「わー、慎んでお断りしますよ。」
エリックが青ざめた。
「遠慮無用だ。」
隊長が笑った。
エリック、死ぬんじゃないかな?
「まあ、エリックはご愁傷さまと言うことで、霧華、本当に本家にきてオレが第二騎士団しか生きられない女だと証言してくれ頼む。」
ジャックが私を拝んだ。
「いいけど、なんで私なの?」
私は言った。
「お前が一番信頼できる、親友だからだ。」
ジャックが真剣な眼差しで言った。
なに?なんか嬉しい、やってあげたくなったよ。
「どうなるか分からないけど、やってみるよ。」
私は言った。
「霧華、無理するな。」
隊長が心配そうに言った。
無理?ジャックがどんなに
情熱をもって仕事してるか
ご当主にいえばいいだけだよね?
「霧華~ありがとう~。」
ジャックが再び抱きついた。
「あー、ジャック!ズルいです!」
エリックが言った。
「お前らなに考えてる?」
隊長が言った。
まあ、親友って言ってくれたジャックの
ために頑張ってみるよ。
どうなるかわからないですけど。




