これが…『トラウマになっていた』
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温かい目で見守ってください。
ありがとうござます!!
葵がそっと下を向く。
・・・とどめを刺したのは紛れもなく葵だった。
「トラウマになってるんだな。記憶を封印するぐらい。」
汗を拭う伸行。
『で?結局どーするんだ?』
親父に聞かれる。
「俺が約束を破るような男だとでも?」
周りの皆にたずねる。――――やっと…近くで守ることが出来る。あの時は違う。
全員微笑んでいる。
「一つだけ……いいですか?」
唐突に伸行は周りに尋ねる。
『話せ。』
伸行の親父は淡々と促す。
「俺は、全員を守ると誓ったんです。ですから、誰か一人を選ぶということは出来ません。」
勝手ですいませんと、頭を下げる。
だが、反応は思っていた以上のものだった。
『ここで、うちの娘以外の誰かを選んでいたら殺したさ!』
爽やかに言う、葵の父。
…怖いですよ。
他の父親も賛同してくれた。後は…
「4人ともそれでいいかな?」
ヒロインの4人だけ。
『やったぁ!伸のお嫁さんだーい!』
蓮はぐるぐると伸の周りを走りまわっていたり
『正妻は私ですよね?』
葵が凄んでいたり、
『贅沢なお人です。ですが、懇願されるのなら…仕方がありませんね。』
相変わらずツンとした表情をしながらも、笑顔が隠れていない愛花。
『正妻は私だろうが!』
正妻争いに参加している由梨。
「まだまだ戸惑ってるけど、姫様達を泣かさないように頑張るか。」
喧騒を見守りながら、ひっそり決意した伸行だった。
『それと、私たちがお前の学校に転校する事にした。』
えっへんといわんばかりの顔で言う、由梨。
「ふ~ん、ってええええええええええ??」