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左手の薬指についてる物はなんですか?

『今こそ。』

『約束を。』

『果たす。』

『時よ。』

約束?今は、ぴったり合っている動きよりも約束という単語が気にかかった。

伸行は自分の記憶を、しばらくたどってみる。

…思い出せない。凄く大切な気がしたのにまるっきり思い出すことが出来ない。



「約束?何のことですか?」

伸行は総毛だった…。怖いですよ、お姫様。

4人が一斉に伸行を見る。

『忘れちゃったの?』

おばさんの一人が悲しそうに言う。



『でも、大丈夫!忘れたものは思い出せばいいの。』

おばさんは親指を立てて笑う。

『『『『『結婚・結婚・結婚』』』』』

オヤジンジャー達。うるさいですよ。

「約束…ですか。それでも、こいつ達の意思がないじゃないですか。」

伸行も反論してみる。



が、それを待っていたかのように姫4人が立ち上がり、左手を天に掲げる。

それを凝視すると、指に子供が作ったビーズの指輪がはまっていた。

伸行はパズルがはまったように過去を思い出す。

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