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ぐふふふふふ…。アウトです。

蓮と伸行は食べ商の中を歩く。

「珍しいな。」

伸行がポツリと呟やいた。

『珍しい?何が?』

蓮は驚いた顔をする。

「お前があそこまでムキになるとは、予想外だった。」

目にはもうタイヤキ屋が見えている。

『…自分でも良く分かんない。』

少しだけ沈黙。

『分かんないもん。』

そして、呟いた。

『いらっしゃい!!』

タイヤキ屋に到着した。

「カスタード2つ、餡子2つ。」

タイヤキを買い終わった、伸行はじっと蓮を見つめる。

「まあ、そういう日もあるさ。」

深く言及はしない、ポンと頭に手を乗せて、くしゃくしゃと頭を撫でた。

「…帰ろうか。」

蓮は頷いて二人でタイヤキをかじりながら帰り道につく。

『ありがとう…。』

聞こえないほど小さい声でお礼を言った蓮だった。



ある日の休日。

だっだっだっだ…。

と、走る音が聞こえる。

「ぎゃああああああああああああああああああああああ。」

叫ぶ声も聞こえる。

『良いではないか、良いではないか。』

…由梨と伸行が走り回っている。

伸行は涙目で、由梨は手をワキワキさせながら追い掛け回している。

「馬鹿いってるんじゃねえーよ!!!」

あっという間に、行き止まり。

『…げへへ。』

由梨さん、ヒロインとしてアウトです。

「大変な事が起きたから家に来て、っていうからちゃんと来たのにこの仕打ちは何だあああああ。」

伸行はじりじりと詰め寄ってくる由梨を見る。

『いいじゃーん、スーツ脱がすくらい。』

頬を膨らます。



そう実は、由梨の従兄弟の健くんが来るので

婿紹介という事で、伸行は呼ばれた。

呼ばれたはいいが、由梨の家を訪ねると由梨に仕えている人が伸行をかっさらって行った。

着替えさせられて、先程の婿紹介の下りを言われ断わる事も出来ず。

結局そのまま、会うことにしたのだが。

由梨が段々待つことに飽きてしまった。

そのままいつもの悪乗りで、ネクタイを引っ張ったりしてのだが、物足りなくなったのか。

更に、エスカレート。

そして先程の変態発言に戻ります。



「由梨姉!」

伸行は精一杯反抗を繰り返す。

『…ぐふふ。』

由梨さん…またまたアウトです。

このままだと繰り返しになりそうなので、必殺技を出す事に伸行は決めた。

必殺!!

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