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飛び出せ外へ、蓮と食べ商といきなり遭遇

ただ今、6月中旬でテスト2週間前。

生発の恒例行事が始まろうとしている…。

と、その前に!

ここ何週かで4人と伸行の出来事、気になりません?



キンコンカンコンと、いつもどうり下校のチャイムがある。

今日は先発での仕事は無いが、葵も由梨も愛花も仕事。

なので…珍しく2人きりで、蓮と帰る予定だ。

伸行は、ガラガラと1年の教室を開ける。

「おーい。蓮居るか?」

キョロキョロと見回すと…居た。

『わーい、伸行が来たあ!じゃ、皆帰るね。』

手を振りながら、こちらに走ってくる。

何故か、不思議とどちらも何も話さない。

「どっか寄る?」

伸行が聞くと蓮は嬉しそうに、こくりと頷いた。

蓮が何も話さないので、気になって

「あー、俺と帰るのつまないか?」

心底心配そうな顔をしながら聞く伸行。



『つまんないわけないよ。私はね、嬉しいよ…すっごく。』

それは今まで子供だと思っていた、蓮をとても大人っぽく魅せた笑顔だった。

伸行はついつい、照れてしまった。

「そ、そうか…。」

照れ隠しに、ぽりぽりと頬を掻く。

『照れてるの?』

蓮は先ほどの大人っぽい笑顔から、急にいたずらっ子の如くにやける。

きっと、蓮はここで、伸行の反応で「照れてねーよ。」みたいなのを期待してたんだと思う。

が、伸行は素直な時はとても素直なので、

「照れるに決まってんだろ。でも、俺も凄く嬉しいんだ。…ありがとう。」

目線を合わせないようにしながらお礼をする。

そんな伸行を見て連は、『…伸行は、ずるいと思う。』と思った。



しばらく歩いて、この町にある食べ歩き商店街。

略して【食べ商】にまで来ていた。

蓮は、精神的に一番大人なので、比較的楽に歩く事が出来る。

これが、愛花の場合だったら…と、それはまた別の話。



『カスタードたいやきあるかな?』

二人並んで食べ商の中を歩く。

蓮は甘いものに目が無い。

「さぁ…あったら買ってやる。」

なんて話しながら歩いていると、出会ってしまった。

現、北星生徒会長。



『あら、伸行じゃない?』

姫達と個別に絡ませたかったんです。

生発のせいで全然出てなかったですし。


出ました。

現生徒会長!!

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