現地妻ですか?許しません!
結局、伸行はこれを機に生発を辞める事を決めた。
しょうもない理由かもしれないが、
あいつらがやられたのに【代表】なんて手につくわけが無い。
責任感が強すぎるが故だった。
「どうしようもない馬鹿だな…俺。」
ええ、大がつくほどの馬鹿ですよ伸行君。
『伸行…。』
ボーっとしている。
『伸行!!』
紅葉が呼びかける。
「あぁ、すまん。」
生返事が返って来る事に少しいらだつ紅葉。
『もう、全員の自己紹介終わるわよ?!』
伸行がぼっとしてる間に勝手に進めていたようだ。
『陸奥 翔太やで、宜しくな。ただ、伸行のお嫁さんか…苦労するやろなぁ~。』
陸奥はぺこっとお辞儀しながら、ポロっとこぼす。
『どういう事ですか?やっぱり現地妻ですか?そうなんですか?』
葵が噛み付いた。
まだ、気にしていたようです。
「んなわけねーだろうが。」
右手でこつんと葵の頭を小突く。
昔から暴走する癖は直っていないようだ。
「続けてくれ。」
伸行といえど、さすがに自己紹介途中で帰ったりはしない。
『芦田 道隆だ。宜しく頼む。』
全員の自己紹介が終った。
活動報告もたまにしてるんで、よかったらコメントしてください!
それにしても、まぶたが重い。