4人の関係
前の方の話で紅葉から廃棄物呼ばわりされていた、突っ込みキャラ。
伸行が、陸奥と道隆を心配していると同時に、
そんなキャラ早崎 慶吾が入ってきた。
同じくボロボロの格好。
『お~お前もかい!』
陸奥はへらへらと笑ってる。
『俺は荒事は苦手なんだけどな…。紅葉と初先輩は帰らせておいた。』
慶吾はため息一つ…だが笑っていた。
「なにがあったんだよっ!!!」
伸行の声が響く。
『あー心配するんじゃねーぞ。俺らは絶対やってない。』
道隆も、同じくへへっと笑う。
「そんなこと言ってるんじゃないんだよ!俺は誰に何をされたか言えって、言ってるんだ!」
珍しく怒ってる伸行だが、頭の中は意外と冷静だった。
原因を探る、心当たりはある…。
…生徒会、まず有り得無い。
しばらくすると、一つの可能性にたどり着いた。
「あいつらか?」
誰も何も言わない。
もともと生発男子メンバーは素直で隠し事が苦手なのですぐ分かる。
教室を出ようとする…が
『行くな。代表が問題起こしてどないすんねん?』
陸奥は、出口をふさぐ。
「お前らがやられてんのに黙ってろって?!無理に決まってるじゃねえか…よ。」
陸奥は鋭く睨む、
『『『俺らのやったことにケチつけんな。』』』
結局3人に強引に止められる。
この時に伸は唇を強く噛み過ぎて少し切れていた。
この生発を大事にしていた伸は、
本当に悔しかったし腹が立った。
何で俺じゃなくて、あいつらなんだ、と
「…くっそ。」
久司先輩だったらどうするんだろう…。
そんな考えが浮かんでは消えるのを、何回も繰り返していた。
肩が痛い…。笑