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苦い思い出

1年の終わりの頃…。



1年の時から生発に入っていた伸行は、前代表の橋田はしだ 久司ひさしから

代表の座を譲り受けた。

始めの方は伸行は嫌がって仕方が無かった。

前代表は生徒からの信頼も厚く、

成績優秀でスポーツ万能おまけに、イケメンというまさにパーフェクト男子。

「1番年上の初先輩がいるじゃないですか。」

そんな後釜に座るのも正直勘弁して欲しかった。



『そうだな…。だけど、俺はお前しか居ないと思ってる。』

久司から何故か絶対的な信頼を受けていた伸行。

伸行なりに先輩を慕っている。

「分かりました…でも俺…。」

ついつい弱音を吐きたくなる、それも伸行の癖。

久司はよく分かってる。

『その先は胸にとどめておけ。なぁ、皆!』

伸行の弱音を遮断し、周りの役員も大きく頷く。

このときの役員は3年1人、2年1人、1年5人。

「はい!皆…ついてきてくれ。」

こうして伸行は後釜についたのだった。



全て上手くいっていた。

先輩が卒業しても何とかやれた。



4月の終わりに事件が起きた。

その日は1週に1回の話し合いの日、予定の時間を大幅に過ぎていた。

そして、ガラガラと扉が開き入ってきた陸奥と道隆。

様子がおかしい…。

「道隆・陸奥どうしたお前ら?!!」

伸行が慌てて陸奥と道隆に近寄る。

顔は殴られた後があり、制服は泥まみれ…。

ただ事では無いのは見て分かる。

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