第七章 異世界転生、つかれたから帰るか
短編、これを広めてください(日本の将来のため)。要旨だけです。
読まれてない方は読んでください。これを広めるために書いている小説です。
第七章 異世界転生、疲れたから帰るか
王宮へとよぼよぼと歩く亀の甲を、一人の兵士が疑問に感じた。どう考えても怪しすぎると感じた兵士は、亀の甲の腕をつかんだ。
(ふむ、今までよく抑えられていたものじゃ)
亀の甲は心の中で呟いた。
「この愚か者、なんと嘆かわしい…一つの町が消えてしまった。自分がした罪が分かるか?おぬしの浅はかな行動で、赤子から年寄りまで多くの命が消し飛んだ。なんと嘆かわしい。神よ、無力な我を許したまえ…」
亀の甲は涙をこぼしながら、よろよろと崩れ落ちた。腕をつかんだ兵士を、周りの兵士たちが驚きの目で見つめる。
腕をつかんだ兵士は震える声で言った。
「い、いや、そうじゃない、これは…」
「我が王に会えばすぐ解決するのじゃ。邪魔するでないぞ!」
亀の甲は怒鳴り声をあげ、兵士たちの動揺を誘った。隊長も自問自答しながら考えた。普通の庶民の老人が、この状況で恐れも見せず、屈強な兵士たちを睨みつけ、怒鳴ることなど考えられない。これはただの老人ではない、何か異常な力が働いているのだろう。王の判断を仰ぐほうが良さそうだ、と考えた。
隊長は他の兵士に触ることを禁じ、亀の甲を王宮へと連れて行った。王宮の門の兵士がいる所に来ると、亀の甲は立ち止まった。
「どうされましたか?」
隊長が尋ねると、亀の甲は真剣な顔で言った。
「万が一、我に触れる者がいれば、大変なことが起こる。神からの使いであり、人が触れてはいけないことを伝えておけ。」
隊長は面倒だなと思いながらも、その言葉を兵士に伝えた。
「おぬしら、我の姿をしかと目に焼き付けておけ!」
亀の甲は再び怒鳴り、王宮で擦れ違う兵士にも同じように言わせた。亀の甲の予想通り、王宮の奥深くには通されず、それほど進んでいない部屋に案内された。
「王の判断を仰ぎますので、しばしお待ちください」
「すぐに行くのじゃ。崩壊は始まるぞ」
隊長は敬礼し、急いで部下とともに宮殿の奥へと向かった。
(さて、帰るか。今、愚鈍な王に会っても無駄じゃな)
亀の甲は心の中で呟いた。どこか冷めた気持ちで、今後の展開を見越していた。
「そこの者、トイレへ連れて行け」
亀の甲は若い従者に言った。しばらく歩くと、亀の甲は急に立ち止まり、真剣な顔で命じた。
「悪いが、部屋に大事な小箱を忘れた。すぐ取りに行け」
従者が部屋へ戻ると、亀の甲は連れて来られた道を悠然と歩いて戻った。兵士たちがぎょっとした顔をして亀の甲を見守る中、亀の甲は言った。
「安心しろ。王との会談は終わった」
門の所まで来ると、門番に止められた。
「お主は頭は鳩なのか?瞼に焼き付けろと言われなかったか?」
亀の甲は冷ややかに兵士を睨みつけ、悠然と歩き出した。
「安心しろ。話は終わった」
兵士は混乱していた。何がどうなっているのか、すぐに確認しろと部下に命じたが、亀の甲は悠然と歩みを進め、兵士たちはその動きに圧倒された。門の外に出ると、兵士たちはしばらく呆然と立ち尽くしていた。
(声に力があるな。転生ギフトか。まあ、人生は、意志力さえあれば何とかなるものじゃ)
亀の甲は心の中で呟きながら、角を曲がると一気に走り出した。
(おお、走れるものじゃな)
亀の甲の予想通り、防犯装置は内側からは作動しなかった。馬車の乗り場に着くと、なんとレオンが泣きながら待っていた。
「心配かけたか。レオンは立派な大人になれるぞ」
亀の甲は微笑み、レオンの頭を優しく撫でた。
「今日は疲れたわい。家に帰ろう」
レオンは笑顔で頷いた。
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