小話
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ベットに寝転んででスマホを弄っていると、ごんが横でクワーっとあくびをして長い尻尾をくるんと巻いて眠りの態勢に入った。
尻尾がもふもふしていて気持ちよさそう‥
「ごんの名前、やっぱり違うのにすれば良かったな。」
眠りに落ちかかっていたらしいごんは、めんどくさそうに片目を開けた。なに言い出したコイツ、と言わんばかりだ。
飼い主に向かって、何だこの太々しい態度!
わたしは構わず話続けた。
「『マフラー』ってすれば良かった!最終形態じゃん!」
純白の狐のマフラー!絶対暖かいし、綺麗!
ああ!何で思い浮かばなかった、あの時の自分!
悔しさにうわー!っとなっていて、その時のごんの顔を見ていなかった。
「マフラーとは襟巻きの事じゃな?」
ゴンがテコテコと、私のところに歩いてきた。
「ソレはこんな感じかの?」
いきなり、あたしの胸くらいに登ってきたと思ったら、顔にダイビングー!といわんがばかりに乗ってきた。そして、尻尾を首筋にするりと巻きつけてきたと思ったら、さわさわと動かし出した。
「!!?」
く、くすぐったい!
「きゃはは!ごん、や、やめ!」
「襟巻きには耳が無いでのう。何も聞こえんのじゃ」
その間も、サワサワと動く尻尾!
この行為は、お腹が痛くなるまで笑わせられて、お詫びの品を買ってくるのを約束させられるまで続けられたのだった‥
年寄を揶揄うのはやめておこう‥
お読みいただきありがとうございました。
感想をくださった方、ありがとうございました。
お恥ずかしいことに、感想の見方が分からず本日気が付きました。
心からお礼を申し上げます。




