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第二話 とりあえず戦闘

「やめてください」

 バンドマンをかぶりつきでみえる立ち見席でおこる騒ぎ。

「いいじゃねぇか。遊んでくれよ」

 立見は椅子を並べなくていいから人が入る。ここで人を集めて騒がしい若々しい雰囲気を作る。そうなるとトラブルもある。

 若い女。それに絡む二人の男。

 剣は入り口で没収するが、鎧は違う。こいつらも冒険者だ。

「金が入ったんだ。おごってやる」

「人を待ってるんです。やめてください」

 無理やり女の腕をつかむ男。

 その男を後ろから羽交い絞めにするオーナー。

「お客さん。ここで出会いを求めるのは結構だが無理やりは困るよ。客の迷惑だ」

 そういって男を解き放って、男が振り返ったところで返答を聞かず顎に一撃。

 ノックダウン。

「連れて帰れ」

「くそが。邪魔するな」

 もう一人の男は懐から銃を抜く。

 ピストル。火打石を使うもの。

 オーナーは若い女を客の方に押しのけて

「危ない」

 銃を構えた男に横から男にとびかかった青年。

 手首をひねり、破裂音。

 周りの人間には何をどうしたのかよくわからないが、銃口は男の太ももに向いていた。

 弾は太ももを突き抜け床に。男の声にならない悲鳴。

 青年はそのまま男を組み伏せ押し倒す。


 のたうちまわる男を暗がりから出てきたオークの二人組が抑える。

「けがの治療をしたら番所に連れてきます」

「オーナー。まず私らを呼んでくださいよ。私ら警備の仕事ですから」

「いや、すまんな」

 同じく暗がりから出てきたゴブリンたちが床の傷と銃弾を確認する。

 そして血の始末。

「この穴は床板張り替えなきゃどうにもなりません」

「店の箔が増えた」

 そういって、オーナーは騒ぎに驚いて音楽を止めていたバンドマンがいる舞台に飛び乗る。

「皆さん。迷惑代だ。店から一杯おごらせてもらう。引き続き大いに楽しみ騒いでくれ。君らの騒ぎと快楽は金になる」

 客席からの歓声。

 それを聞きながら、オーナーはバンドマンにとにかく明るい音楽をかけるように指示をだす。

 それに従うバンドマン。騒がしい音楽。騒がしい店内。

「お兄さん。そこでねちゃいけませんぜ。起きてくだせぇ」

「酔っぱらいのくせにあんな動けるんって凄腕なんだな」

 床の上でそのまま寝込んでしまった青年を起こそうとするゴブリンたち。

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