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7月
僕が好きな夏休み
彼女が好きかはわからない夏休み
夏休みも近い。
ただその前の期末テストは彼女は惨敗だったようだ。
「親から夏期講習に行けと言われました」
「それは必要なことだよ」
「そうなんですけどぉ・・・」
まぁ僕自身は絶対そんなことに時間をとられたくないが。
「先輩は夏休み、どうするんですか?」
どうするもなにも
「積んでしまっている本の消費かなぁ」
「暇ってことですね?」
ときどき彼女は文脈をふっとばしよくわからないことを言う。
「8月の花火大会の日、予定は空いてますか?」
「埋まってると思うかい?」
「思ってないです。」
ひどい後輩を持ったもんだ。
「じゃあその日はあけておいてくださいね!」
僕の白紙の手帳に唯一の予定が入った。
冬休み、あけたらレポートばっかです・・・