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ごちそうの詩 Season2  作者: bashi
20/21

麦茶

 もう9月になるが、まだまだ暑い。まだ我が家では麦茶が重宝する。麦茶はいい。ジュースは飲みすぎると体に悪いし毎日買えない。麦茶はパックで売っていて安い。おまけにミネラルが摂れて太らない。そして喉を潤せる。最高の飲み物である。


 夏になると麦茶が美味い。それは、思い出補正もあるのだろう。子供のころ、家に帰ると下校の疲れを癒すように麦茶を飲んだあのころ。祭りの練習の合間に出された冷たい麦茶。それらの懐かしい思い出が麦茶をなじみ深いものにしているのだろう。水ではなんだか味気ないし、スポーツドリンクもなにか違う。そう、麦茶は暖かいのだ。夏になると、母が作っておいてくれた麦茶を飲んでいた。いつも冷蔵庫にあった麦茶。火照った体を癒してくれたあの麦茶。これほどまでに麦茶は馴染みがあり、子供時代に彩を与えてくれたのだ。


 もうすぐ10月である。麦茶の出番もそろそろ終わる。また来年だ。来年は、僕は一体どうしているんだろう?いい方向に進んでいればいいのだが・・・。しかし、来年も麦茶が待っていることは確かだ。そんな麦茶に、「おかえり」と言ってあげたい。そして、麦茶からも、で「この1年で成長したな」と言ってもらいたい。そう思う秋の夕暮れであった・・・。


 



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