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ごちそうの詩 Season2  作者: bashi
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食事

はたして僕は、食事をするべき人間なのだろうか?


それほど高尚な人間なのだろうか。勿論他人は食事をするべきだ。生存にとって、必要なのだから。


僕は当てはまるのか?僕みたいな人間が、その穢いツバを口に含み食事をする。歯をいくら磨いても消えない穢れた口で食事をするなど、生産者に申し訳ないし、食材の尊厳を貶めることになりかねないだろう。


今までのうのうと料理の話をしてきたが、最近こんな疑問が浮かんだ。


僕は臆病だ。食事をしないのであれば、次のステップに進む。しかし、僕には勇気がない。臆病だから。


クソ、俺はナルシストだ。だから次のステップに進めないんだ。


俺は何で今まで料理の話をしたのか?全てを台無しする男が。おこがましいにもほどがある。


次のステップに進むべきなんだ。食事の話なんかやめろ!お前は最悪なんだ。薄っぺらいんだ!バカで薄情で想像力の欠片もないんだ。


次のステップに進んだら、やっとましな人間だったと認められるんだ。


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