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第51話 つかの間の休息

テスト中ですけど、間が空きすぎていたので書いちゃいました…


◆補足◆


ユウ「なぁ、セシル。なんで風の魔法が使えたんだ? お前水だろ?」


セシル「えっと魔法特化種族の特徴なんだけど、個人が持つ魔力の量や質を、他人に分け与えることが出来るんだよ。ただし体のどこかは魔力供給者と触れてなければいけないけどね」


ユウ「てことは……ミントさんと手繋いでたりしたのか⁉」


セシル「まぁ、そうなるけど……って危な‼ なにすんのさ‼」


ユウ「うるせぇ‼ お前なんか消えてしまえ‼」


ダンジー「そうだそうだ‼」


ユウ&セシル「「何故お前が出てきた⁉」」


【中央ブロック ホテル『ジェバンニ』】


「302号室……どうやらここが私達の部屋みたいですね」

「そうみたい~~、現在の時刻は20時13分。ではご飯食べにいこぉ~!」

「さっきルナちゃんとすれ違いましたけど、ここのご飯バイキング形式でおいしいらしいです!!」

「おお!! それは期待できますね」

「……また体重増えちゃいますぅ」

「うっ……」


二人そろって落ち込み始めた。

どうやら女子にとってはバイキングという物は天敵? らしい。

分からんでもないけどな。




「わぁ~~! この春巻きおいしい~!」

「ミレイユ先輩! こっちのローストビーフもおいしいですよ!!」

「マジで!!」

ハイネ先輩とミレイユちゃんのテンションすごいな……。

よくあんなに上がるなぁ~。


「やぁ、ユウマくんだっけ?」

「えっと……すいません。どちら様ですか?」

「僕だよ。レイン君のチームのアマイチ」

「あぁ!! イマ――アマイチ先輩!!」

「今絶対‘イマイチ’って言おうとしたよね」

「きっ、気のせいですよ!!」

危ない危ない。忘れるところだった。


「ところでどうしたんです?」

「いや、レイン君からこれを渡されてね」

アマイチ先輩は、ポケットから四つ折りにされた紙を取り出した。

それにしても……レインがこんなことやるか?

あいつなら直接言ってくると思ったんだが。


「それじゃ、僕はこれで」


俺は食事に舌鼓しつつ、手紙を読み始めた。



☆我が親友へ fromレイン☆


どうやらここのホテルの風呂、男湯と女湯の仕切りが板一枚らしい。

もしかしたら覗けるかも!!

作戦があるので今すぐ屋上にこられたし。



「どうでもいいよい!!」

「ユウちゃんどうしたの?」

「あっ、いや、ちょっとお手洗い行ってきます」

「ふ~~ん」

なんか怪しい目で見られたが気にしないぜ!!




『兄貴!! お久しぶりッス』

屋上につくとそこにはなぜかライがいた。

「ライ! 何でここに!?」

「俺が連れてきたのさ。お前らより早く着いたからな」

「……で、作戦ってなんだよ」

「ライを使う作戦だ」

「ライを? どういう意味だ?」

「ここに超小型盗撮用カメラがある。こいつを……こうして……よし! ライの首にかけてライにとってきてもらう」

「マジかっ!?」


確かにライは動物? みたいなもんだから入っても問題ないが……。

大丈夫か? バレたら絶対俺のせいになるし……。でも女湯は見たいし……。


『大丈夫ッスよ。俺はそう簡単にしくじらないッス!!』


なんかすごい自信に満ち溢れているライ。

これが依頼とかならすごくかっこいいと思う。


「まっ、ライ。俺とレインのために頼んだぞ」

『任せるッス!』


「あれ? いつのまに戻ってきたのユウちゃん!?」

「さっきだよ。隅っこのほうにいたから気づかなかっただけじゃない?」

「そろそろ部屋戻りますよーー!」


ちなみに部屋の鍵は、ハイネ先輩が管理している。


俺→すぐ失くしそう ミレイユ→なんか子供に管理させるのも……


用は消去法だな。こうしてハイネ先輩が持つことになった。 



【男湯】


さて、男湯到着。

オリエットの面子5人+先輩方で入っている。

どうやら他の人はいないらしい。


黒猫「こっからは誰が喋っているのか分かりにくくなるので「」の前に名前つけます」

ユウマ「文章能力がおちたのか?」

黒猫「違うーーー! 色々あるんだよ」


 ◆ ◆ ◆


アマイチ「さてレイン君どうだい?」

レイン「任せて下さい。もう完璧です」

セシル「これは男子の夢を実現させるための一歩だから! 気合いれるぞ!!」

ラカオ「おおお!!」

クロウ「……俺は先に出てる」

ユウマ「みんなテンション高っ!!」


あのセシルまでもが口調変えるとは……恐るべし女湯。


レイン「ここでこのモニターの登場だ!!」


レインは壁にかけてあるモニターのスイッチを押した。

すると画面には女湯の光景が見えた。


「「おおおおーーーーー!!!」」


レイン「みんな静かに! ばれるだろ」

アマイチ「悪いね」

セシル「しっ! 何か聞こえてきたぞ!」



【女湯】



アクア「疲れが吹き飛びますね。ミント先輩」

ミント「そうね。私肩こりがひどいから嬉しいわ。こういうの」

アクア「むっ……。うらやましいです!」

ルナ「何がですか~~?」

アクア「このタイミングで来る!?」

ミレイユ「わぁ~~、みんな大きいな~! うらやましい……」

カレン「確かに……」

パスカ「あなた達はそのままでいいんじゃない?」

ミレイユ&パスカ「「何をっ!!」」

ハイネ「はははっ……」



………………ブッ!!

なんかすごい罪悪感だけど、欲望が満たされた気がする。


レイン「ルナ様、さすがです。私めは一生あなたを尊敬し続けます」

ラカオ「みんなレベル高いな」

セシル「なんか風呂が赤く染まってきたんだけど」

ユウマ「さすがに出たほうがよくねっ!?」

レイン「そうだな……みんな撤収!!」



 ◆ ◆ ◆


「で、あとはライが俺とユウとセシルの分のディスクもってきたら終わりと」

「にしても全員鼻血を出すとは……」

「男だからしょうがないぜ」

「んじゃ俺、こっちの部屋だから。ライはユウマの部屋行くとおもうから」

「分かったぜ。じゃ!」


どうやら先に女子組が帰ってきていた。

普通男子のほうが遅いのに……。


「たっ、『拘束鞭ロックウイップ!』がはっ!」

俺は入った途端、鞭みたいなもので縛られ、端っこへと追いやられた。


「ミッ、ミレイユちゃん!?」

「ユウちゃん……見たでしょ?」

「なっ、何をですか?」

「私達の裸」

「ブッーー!!(鼻血の噴射音)」

「あぁ~~!! やっぱり見たんだ!!」

「なんで知ってるんですか!?」

「ライ君だっけ? その子捕まえて、ディスク割って、犯人を聞いたの。まだ私しか知らないから安心して」

「すみませんでした!! もうしません!!」 

「まっ、今回は大目にみるけど……その代わりバツは受けてもらうから」

「はぁ……」


他の人にばれてないってだけマシなのかな?

でもなんで俺だけ……







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