第49話 暗いとこにはカエルがいた
お待たせしました!!
なんかこのセリフ定番となっているような……
ユウ「ちゃんと書けよ」
黒「こっちだって忙しいんだよ!!」
アクア「言い訳していいの? バカ作者」
黒「ついにアクアにも言われた……」
ルナ「バカでもバカなりにがんばって書いてるんですよぉ」
セシル「書くの意外とたいへんだしね」
レイン「寝る時間を削って考えたりしてたもんな」
ハイネ「こっ、これからも頑張ってください!!」
ミレイユ「(笑)。みんなの言うとおりだね~~」
黒「みんなありがとう!! 俺がんばる!!」
ユウ&アクア(やっぱりこいつバカだ……!!)
「このへんで一旦止まるよ~~」
「だいぶ近づいてきました」
「そうですね……。あと半分もないと思います」
「まっ、私のおかげだね☆」
「よしよし、ミレイユちゃんいい子いい子」
「ほへぇ~~……っていい子いい子するなぁーーー!!」
「いや、だって喜ぶかなぁ~って」
「子供じゃないもん!!」
(二人ともまったく緊張感がないなぁ~~)
「ところで魔法特化種族が闘技場の近くにワープされてるって本当なの?」
「うん。始まる前に情報収集した時に聞いたよ!!」
「さすがミレイユ先輩ですっ!!」
やっぱりなんだかんだ言っても3年生。
そういうところは率直にすごいと思う。
「それじゃ先に進みましょう!! 《縮地》」
「そうですね!! 《縮地》」
「待って!! この辺は!!」
ドスッ! という変な音。
なんか嫌な予感がする……。
「「わぁぁぁーーーーー!!(きゃーーーー)」」
やべっ!! やっぱり落とし穴だったか!!
「二人とも!?」
ミレイユちゃんも穴に落ちた。
てか自分から落ちるの!?
「ユウマさん! 前、前!!」
「げっ!!」
穴の下には、針山のごとく、たくさんの針があった。
――ってこれ死んじゃう!!
「私に任せて!! 《大蜘蛛の巣糸》」
ミレイユちゃんは小刀つきの糸を壁に向かって器用に何本も投げていき、俺達を支えるネットを作った。そしてそのネットのおかげで俺達は、針山に刺さらずに済んだ。
「ふぅ~~。危なかった……」
「あっ、ありがとうございます!!」
「まぁ、その……助かりました」
「いいって、いいって! でもこれからは気をつけて。こっから先もっと罠があると思うから」
「「はい!!」」
俺達はネットから伸張に針の隙間に降りて壁際まで歩いた。
「にしてもこれ下手したらガチで死んでたなぁ~~」
「でも針と針の間に隙間があったのはラッキーですっ!」
「まぁね~。あっ、やっぱりあっちの方の壁際、穴がある!!」
「どうして穴なんて開いてるんですか?」
「恐らくですけど……この落とし穴、古井戸を改造したものじゃないんですか?」
「さすがハイネちゃんだね! そうだよ。ここは古井戸を改造したものだよ」
ミレイユちゃんは、俺達に地図を出した。確かに『ヤランの大井戸跡地』と書いてある。
地図を見てたから、気がつかなかったけど、もう穴の前まで来ていた。
「それじゃぁ……この穴を進んでいけば……!!」
「勿論、闘技場近くの水飲み場にいけるよ。だけど、まず一つ目にここには罠が多すぎること。たぶん前々から他のチームの誰かが用意してたんだと思う。だから進むにはかなり伸張にいかないと。そして二つ目は、私達と同じく落ちたチームがいること。勿論妨害の可能性も考慮すると……」
「ちょっと待ってください! なんで俺達と同じ落ちたチームがいるって?」
俺はもう敬語を使っていた。シリアスなときのミレイユちゃんは、見た目は子供だけど頭脳、経験、状況判断。どれをとっても俺達二人と違いすぎる!!
挙句の果てに、落ちたチームがほかにいるなんて分かるのか!?
「そこの地面よく見て。マッチ棒が落ちているでしょ」
「ほんとです……」
ミレイユちゃんの指差したところにもう使われたと思えるマッチ棒が落ちていた。
「つまり、この暗い穴を進むために誰かが使った証拠。しかもつい最近ね」
「どうしてそんなこと……」
「これはユウマさんは知らないと思いますけど、ユウマさんが来るすこし前まではこの井戸水があったんですよ」
「そ。だから水のあるとこで火は使えない。言い換えると水がない時に火を使った」
なんだ!? すごい、すごすぎる!!
「でもなんで私達は穴の存在に気がつかなかったのでしょうか?」
「そうですよ。俺達より先に人が落ちたなら、カモフラージュは消えているはず!!」
「そればっかりは私も知らないよ~~。誰かがもう一回隠したとかじゃない?」
「「…………」」
これは予想以上にみんな本気だ。
どうする……?
「とりあえず先に進もっか! 《縮地》は使わず行くよ。距離はだいぶ短くなったし、充分間に合う距離になったし」
「井戸ですから障害物ないですもんね」
「ミレイユちゃん、火属性?」
「そうだよ~~。えいっ!」
ミレイユちゃんの手に炎が出た。
「それじゃ進もう~!!」
【(仮)くらやみのほらあな】
なんかこの上の地名ポケ――いやなんか突っ込むと猫が出てきそうだからほっとこう。
「なんにも出てきませんね」
「最近空になったばっかだからね~~。そうそう魔物とかはいないはず――」
『ゲコーー』
目の前にカエルみたいな魔物。
「「空気読もうよ!!」」
「ハイネ先輩、こいつ強いんですか?」
「フロッガーでしたっけ? たいして強くないはずです」
『ゲコッ!? ゲコゲッコーーー!!』
なんか怒った気がする。
「まぁ、三匹いるから1人一匹ずつってことで!!」
ミレイユちゃんは動き出した。
「《一穿》!」
一本の小刀がカエルの顔面を貫通した。
なんかグロい……。
『ゲコ~~』
二匹のカエルはなんか歌いだした。
これはRPGとかである回復の歌とか仲間を呼ぶ歌か?
止めなければ!!
「《縮地》からの《一崩狼》!!」
よっしゃぁ!! 決まった!
「マスターできたようでなによりです!! 《天狼牙》!」
ハイネ先輩は、カエルの懐まで行き、思い切り上に刀を投げた。
刃が8回転くらいし、カエルを切り刻んでく。
この技今度教えてもらおうかな?
「これぞまさしく冥土にカエル、だな」
「ユウちゃん……。さすがに寒いよ」
「ユウマさん……」
止めてぇぇーーーー!! そんな目で見ないでぇぇーーーー!!
「とっ、とりあえず進もっ!」
「やっぱりほかのチームがいたようね」
「「「!!!」」」
黒「ちょっと席外す」
ユウ「お前ら……GJ!!」
アクア「最初何言ってるの?って思ったけど」
「「頭文字を使うとは!!」」
ルナ「セシルさんの案ですぅ」
セシル「頭文字なんか気にしないからね。普通」
レイン「そこをうまく使ったわけだな」
ハイネ「気づかなかった人は」
ミレイユ「今すぐ前書きへGO!!」
ライ『答え?みたいなもんッス。 バ書寝こ→バカネコ(笑)』




