表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
30/83

第27話 暗黒物質(ダークマター)

ユニークアクセス5000&小説お気に入り登録30件突破!!

いつも読んでいただきありがとうございます!!

【アクアの家】


あれから俺達は色々と苦労をした。

暗黒物質によって死にかけた仲間がいたり、赤点をとらないように一生懸命勉強したりもした。

そして今俺達はついに――――!!



「「夏休みだぁぁぁーーーーーーーーーー!!!!」」


「長かった……。ここまでほんとに長かった」

「ユウの言うとおりだ! いっぱい苦労してからの休みは最高だぜっ!! だよな姉御!!」

「そうよ!! この期間こそ、努力したものに神から与えられた幸福の時なのよ!!」

お互いに手を握りあい飛びあってるアクアとレイン。


すげ~……。姉御って言ってるのに全然怒ったりもしずレインと仲良くやっている……!!

これが、これが夏休みの力なのかっ!?


「そうですよユウ君。夏休みの力はすごいのです!!」

「だからなんで心を読んでるんだ!?」

「だから勘ですってばぁ~~」

「絶対心読む能力あるだろ!? 勘でこんなこと当てれるわけないだろ!?」

むしろこれを勘で当てれる人を見てみたい。

「だから勘で当てれる人ここにいるんですよぉ♪」

「また心読みやがったなっ!?」

くそ……! これじゃー変なこと考えたら即死刑だ!!

これからルナの前では気をつけなきゃいけないな……。



「そんなことよりもこの少ない夏休みをどう過ごすか決めようよ」

「セシルの言うとおりだ! 夏休みは少ないからな!」

この世界の夏休みは2週間らしい。

日本よりか2週間ほど短い。


「まず何かどうしてもやりたいことがある人~~」

「「………………」」

「ん~、じゃぁやってみたいことや行きたいところを紙にかいて僕にちょうだい」


やりたいことかぁ~~……。やっぱ夏だから海かな?

俺は海と書いて投票した。



「……満場一致で海に決まったね。ここまでみんな思ってることが一緒だったとは……」

確かに4人いたら一人ぐらい違うこと書いていてもおかしくないからな。

「まぁ、普通夏といったら海くらいしか思いつかないからな」

「無難なとこなんじゃない?」

「ちょっとトイレ借りていいか?」

「別にいいわよ。場所分かる?」

「ああ、ありがとなっ! アクア」

レインは珍しく姉御と呼ばずに出て行ってしまった。

出る時にこっちにコイコイとアイコンタクトをとってきた。


「悪い、俺もトイレ行ってきていいか?」

「いいわよ」



 ◆ ◆ ◆



「で、どうしたんだよ」

「もぉ~、ユウユウも分かってるでしょぉ~!?」

「うざっ…………」

何こいつのキャラ!? 急にうざキャラになったんだけど!?


「海といえば水着ですよ!? み・ず・ぎ!!」

「だぁーーっ2回も言わなくたって分かるっての!!」

「ルナ様と姉御の水着姿かぁ~……グヘヘ!!」

クラスに一人はこういうスケベキャラがいるって友達から聞いていたけど、やっぱりどの世界に行ってもいるんだな。ほんとに……。


「レインよだれでてるよ……ちゃんと拭きなよ」

「おう――ってセシル!?」

いつの間にかトイレの中にセシルがいた。

どうやって音も立てずにここに入れたんだろう……?


「まったく……二人に聞かれたら殺されるよ? ……二人とも」

「俺も!? なんでだゆお!?」

「ユウうまく言えてないぞ……」

俺なんも言ってないのに……。


「とりあえずあんまここに長くいたらバレる! 戻るぞ」



ところ変わってリビング。


「あら、遅かったじゃない」

「まぁな。あっちのほうだったんだよ」

「あのーーセシル君?」

「どうかした?」

「ハイネさんも海に誘おうと思ってるけどいいで―――『勿論オーケーです!!』二人とも返事早すぎですよぉ……」

「♪~♪~~」


急にポケットの携帯電話が震えだした。

どうやらメールが来たらしい。

いったいだれからだ?


 ー ー ー ー


from レイン


ルナ様の水着姿と姉御の水着姿にハイネさんの水着姿追加きたぁぁーーー!!



 ー ー ー ー



…………どうやってメール打ったんだ?

あきらかに今の状況でメールしたらばれるし。


「誰だったの?」

「学校の友達だよ」



俺は‘どうやってメールした?’と返信したら、すぐに返ってきて、

‘予約メールだよ☆(キラン)’と返ってきた。


そんな便利機能があったのか……!?

俺はなぜ気づかなかったんだろう。

ん? てことはコイツ!!



ハイネ先輩が来ることをあらかじめ予測していた……?



俺はこの日、レインはこういうことになると頭が回る子だと初めて思った。

そして海に行こう会議は順調に進んで行き、明後日の午前10時に海に着くようプランが設計された。

場所は、南ブロックの『メーキルビーチ』ってとこらしい。

そして今日はこのまま解散となった。





ユウマ「にしても異世界に海なんてあったんだな」

アクア「当たり前でしょ!? グラニデなめすぎでしょ!?」

ユウマ「また、そのセリフか。だから俺はなめてないって」

レイン「海編きたぁぁーーーー!」

アクア「うるさい!!」

レイン「ルナ様の水着とハイネさんの水着きたぁぁーー!」

アクア「なんで私だけが入ってないのよっ!《連弾》!! だっ、確かに私のなんか見ても喜ぶ人いないと思うけど///」

レイン「じょうだ――……(ガクッ)」

ユウマ「そうか? 俺はアクアの水着姿見たいけど」

アクア「べっ、別に見てもらいたいなんて思っていないんだからねっ!!」






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ