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第1話 平凡は英語で言うとオゥルドネリー‼

やっぱりテストで忙しくなるので、

更新きついかも……

(平凡はordinary以外もあります)

「はぁ~……学校かぁ」


俺は、マンガとかに出てくる幽霊みたいに手を前にだしてブラブラ歩いていた。


俺こと白石悠馬は、ごく普通の高校生だ。

つまり高校生というからには平日に学校があるわけだ。


平日にある学校――それは学生からしてみたら憂鬱以外の何者でもない。

だから俺は、脱力感満載で歩いているのだ。


(はぁ……なんかおもしれぇーこと起こらないかねぇ~~。いくら俺でもこんなに平凡すぎたら嫌になるぜ……)


「そうよねぇ~、確かにこれは平凡すぎだわ」

「おい、海音。お前はどうしていつも俺の心の中が読めるんだ?」


俺は普段から抱いていた疑問をぶつけた。

でも案外こいつが面白い奴かもしれない。

だって普通人の心なんて読めないだろ?

研究とかしてみたらおもしろいんじゃないか?


「ユウマ、なんか変なこと考えてなかった?」


はい、考えてました‼ ものすごく。

だけどここで正直に答えたらまた木刀で追いかけられるから、適当に答えとくのが無難だろう。

さすがに朝から持久走はしたくない。


「別にぃー、何のことにも考えていらっしゃりませんことですよー」

「ねぇユウマ、絶対考えてたでしょ……」


無茶苦茶変な日本語使っちゃったよ‼ 

うーん……なんとか動揺を隠そうとがんばった挙句、変な日本語になってしまった。

てかもう日本語ですらなかった気がする……。

俺って嘘隠すのヘタクソなのかな……?


「まぁ、今日は許してあげるわ。なぜならアイスで当たりが出て機嫌がいいから。その代わり『海音さん許してくれてありがとう』っていいなさい」

アイス如きで、機嫌が左右されんのかよ⁉ と言いたい所だが命に関わるので止めておこう。

まぁ、ここは海音の言ったことを素直に、サラッと言っておくのが妥当かな?

「カイネさんユルシテクレテ、アリガトウー、そんじゃまた後でな海音‼」

「こらぁーー‼ 何なのよ、その棒読みはーー‼ 逃げるんじゃなーい‼」

「だって逃げないと殺されるからっ‼」

「大丈夫、絶っーー対に殺さないから‼」

「だったら鞄から出した木刀しまえよ‼」


持久走スタート‼


 ◆ ◆ ◆


「ユウマ出てきなさい‼ ……今度見つけたらボッコボコにしてやるんだからぁーー‼」


タタタタッー……、海音が走っていく音が消えさった瞬間、俺はダンボールから出た。


「ったく、なんで朝から持久走とスネー○のマネしなきゃいけないんだよ……」

ここは『ピリリッピリリッー待たせたな‼』でも言っておくべきかもしれない。


「まぁ、とにかくこのまま学校に向かうか……」

「オイ‼ そこのお前止まれっ‼」


何だよ、せっかく俺がマジメに学校に行こうとしている時に……。


「ええと、なんですか? すみやかに用事を終わらせてほし――」

「お前を直ちに異空間へ転送する。すこし眩しいが我慢しろ」





この日、俺の平凡な日々は非日常へと変わった。







 ◆ ◆ ◆


 【異空間】


「目を開けろ、悠馬」

「ここは……?」


俺は目を覚ますとまったく知らない場所にいた。別にそれだけならなんともなかった。

だけどここは見渡す限り何もない。

草も虫も家具も日光も。

ほんとに何もないただの空間にポツンと俺がいるだけ。


「ええぇっーーーーー‼ ここどこだよぉぉーー⁉」

「うるさいなーー、おぬしは分かっててここに来たんじゃろ」

「俺なんも知らされてないんだけど⁉」


俺の目の前には、仙人みたいな格好をしたヘンテコな老人がいた。

この人が誰だか知らないが、ここは一つ言っておくべきだな。


「何が分かってるじゃろ、だよ‼ 俺は何でこんなとこに連れてこられたんだ? まったく話が見えないんだが……」

面識がない人に文句を言ったってのに、思ったより俺は冷静だった。

「まったく……説明するのがめんどいんじゃよ」


なんて適当な……‼


「私は、地球に存在しておる神様のうちの一人じゃ。そして貴殿、白右悠馬しらいしゆうまは、現実世界で人を4人も殺したので私が警察に捕まるより先にここへと転送した。罰ゲームをやらせるためにな」


……ちょっとまてよ。

俺は夢でも見てるのか?

目の前にいる仙人みたいなのが神様で、異空間に転送された? そして俺は人殺しをしたことになってる。

そして極めつけに罰ゲーム?

だめだ。全然ついていけねぇ…………。


「どうした、何をそんなに驚いている」

「俺は人を殺した覚えねぇぞ」

「だって書いてあるんじゃよ、ここに」


俺は、さっき神様が読んだ文を読んでみた。


フンフン、なになに……オイ、待てよコラ。


「このクソ神ぃぃーー‼ ここしっかり見ろやぁぁーーー‼」

「クソ神とはなんじゃ‼ 白石悠馬と書いてあるではないか」

「しっかり見ろ‼」


そして貴殿、白悠馬は、現実世界で…………


『……………………』


しばしの沈黙。


「ありゃ? 間違えた?」


俺は17年間の人生でここまでむかついたことは、今までになかったかもしれない。


「なめてんのかぁぁーーー⁉ これどう見ても、同じ学校の白右悠馬はくうゆうまだろぉーがっ‼ なんで俺がこんなとこに来なきゃいけないんだよっ‼」


「なんで同じ学校にほとんど一緒の名前がいるんじゃぁぁーーー‼ ややこしいわー‼」

「何逆ギレしてんだよ‼ こうなったのもてめぇのせいだろうが‼」


なんでどっかの小説の主人公や漫画の主人公みたいな不幸な目にあわないといけないんだよ‼


「もう我慢ならねぇ‼ くたばれぇぇーーバカ神‼」

神様相手に戦えるか分からないけど、一度は殴らないと気が済まない‼


「上等じゃ‼ 返り討ちにしてやる‼」



神と自称平凡な高校生との喧嘩けんかが始まった。





基本僕の小説は、一話が短いので短い時間にでも

読んでいただけると幸いです。そして感想等お願いします‼

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