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第20話 人間やる時はやるもんだ

たくさんのお気に入り登録ありがとうございます!!

ついに、ついに……25件をこえましたーー!!

この作品もみなさんの応援があり、成り立っていると思います。

これからもどうぞよろしくおねがいします。

(あとは感想だけです…)

あれからゲームを3時間ほどやった。

学校の授業時間が少ないせいか、日本にいるときより長く遊べた気がする。

そう考えるとこの世界はいいな。


「アクアちゃんゲームの飲み込み結構早かったですね」

「そ、そう? 私初めてだったんだけど……」

「その割には3連勝したもんな」


そう。アクアは奇跡的に3連勝をしたのだ。

しかも初心者だぜ? これは知ってる人は知ってると思うが、何回もやったことある人とやったことない人では、勝てる確立は全然違う。だから3連勝することはすごいことだ。


「はは。まぁ、あまり戦いに参加してなかったからな」

と苦笑いをしながらいうレイン。負けたことがショックなのか?

その台詞負け犬の遠吠えだと思う。


「人間やる時はやるもんなんだよ」

「セシル君の言うとおりですよぉ~」

なんか名言っぽい言葉だな……。


「そういえばもうなんだかんだで5時だよ?」

「まじか……みんな帰るか?」

「そうだね。今日は久々の学校で疲れたから」

「私も帰ろうと思います」

「気をつけて帰れよ」

「ああ、またな」


ユウマ達はそれぞれの家に帰ることにした。





男子生徒A「よぉ~! シライシ」

「げっ! てめぇは!?」

「ん? ユウマの知り合い?」

「知り合い……なのかな?」

「なんで聞いてるのに疑問形で返してくるのよっ!」

男子生徒A「アクア様。ちょっとこいつ借りていいですか?」

「別にいいけど……なぜに様付けなの?」

男子生徒A「いえいえ。お気になさらずに。では」


俺は、そのまま別の場所に連れて行かれた。

なんか敬語使ってて気味悪いんだけど……。



 ◆ ◆ ◆


【空き倉庫】



男子生徒B「やあ、シライシ」

男子生徒G「よく来たな」

いかにも不良のたまり場みたいなとこだな。オイ。


「お前らなんの用だ」

こいつらがいるってことは悪い予感しかしない。


男子生徒A「お前が年上の綺麗なお姉様と仲良くしてるところをみたんだよ!!」

年上のお姉さん? ……あっ、ハイネさんか。

まてよ。ってことは

「まさかっ! お前ら覗き見してたのか!!」

男子生徒B「アクア様やルナ様がいるってのに……!!」

男子生徒G「てめぇを……殺す!! もてない男をなめるなよっ!」


なんかすごくこわいんだけどぉぉーーーー!?

なんか刀とか持ち始めたし!!


男子生徒A「覚悟ーーー! 《火龍閃》!」


男子生徒Aは手にしていた刀を突きの構えに持ち直し、こっちに突っ込んできた。

あれは俺がこの前教えてもらった技の属性違いか!?


男子生徒B「《ウェーブ》!」


今度は魔法!? こいつらどんだけ本気なんだよ……。なら俺も本気で行くか……。



俺は二つの攻撃をAのやつはサイドステップで避け、Bの魔法はダッシュでBの懐までいき回避した。

だけどウェーブは2mくらいの波を起こす広範囲魔法。

だから完璧には避けきれないからすこし傷を負ってしまった。だけど!


「こいつでどうだ!!」

男子生徒B「何!! ぐへ!」


やられっぱなしってのは、俺自身あまり好きじゃない。Mでもないし。

だから折角懐に潜り込んだので、そのまま刀を下から上に切り上げた。


男子生徒A「Bっ~~!!」

「余所見とは余裕だな!」


男子生徒Aも同じように吹き飛ばした。

てかこいつらも互いを本名で呼んでない!?


「あれ? Gどこいった?」


男子生徒G「この野郎!!」


後ろから棍棒みたいなものを振り下ろしてきた。

こいつ今まで何してたんだよ……。


俺は刀で受け止めそのまま、押しきろうとした。


「くっ! なかなかやるじゃねぇか……!」

男子生徒G「お前もだよ!!」


だけどそう簡単にもいかなかった。そのまましばらく押し合いが続いた。


「悪いなG。俺も異世界にきてから変わったんだ。まぁ、前の俺知らないから分からないと思うが」

ここでちょっとバトルものとかである説教?タイム。


男子生徒G「何が変わったんだよ? 一応聞いといてやる……!」

「ありがとなっ! お前とはすこしは話せそうだ……!」

どっかでみたことあるような展開とか思うなよ☆(キラッ)


「俺はこっちの世界にきてから考えが変わった。確かに平凡も悪くねぇ。だけど非日常もいいな~って思い始めた」

男子生徒G「んで?」

「だって非日常じゃないと、強くなったりできないだろ?」


俺は不良とかにもあまり絡まれたりしなかったから、俺の目標に対する意識も次第に薄れていった。だから今の日々もすこしは「いいかな?」と思い始めてきた。この世界でもいろんなことが学べた気がする。まだきて間もないけどなっ!


俺は、相手の棍棒を一旦横にありったけの力をこめ払った。



男子生徒G「――っっ!?」

「安心しろ。お前ら全員峰打ちだ」


俺は刀を戻しもう一度力を込め直し、峰打ちをして床に沈ませた。



「…………ふぅ。我ながら派手にやったもんだな」

ユウマは男子生徒達を端っこに寝かせて、倉庫内にあった枕を使い寝かしといた。


「襲われた身としてこんなことするのは、おかしいかもしれないけどな。色々と思い出させてくれたし、いい実践の経験にもなったからな」


さて、早く帰るか。アクアに怒られるのもやだしな。




男子生徒G「…………ありがとな」



技名《》でくくることにしました。

見やすいかなと思って。

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